山田美保子・放送作家、コラムニスト
山田美保子・放送作家、コラムニスト

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が楽屋の流行(はや)りモノを紹介する。今回は、スーパーマーケット『ビオセボン』を取り上げる。

【写真】新鮮な生鮮食品が人気のオーガニックスーパー『ビオセボン』はこちら

*  *  *

 昔から都心には「芸能人御用達」といわれるスーパーマーケットがある。

 古くは『青山ユアーズ』、1964年、青山に開店した輸入食品や雑貨が買える元祖・深夜スーパーだ。石原裕次郎さんや田宮二郎さん、岡田真澄さんら、人気だけでなく、ライフスタイルが洒落ていると評判だった“スターさん”の行きつけだった。手形や足形、サインなどが並んでいたことでも知られ、現在、石版は『本多劇場』に寄贈されている。加山雄三さん主演『海の若大将』のヒロイン、星由里子さんの勤務先としても知られるが、1982年、閉店した。

 同じ青山通り沿いでは『紀ノ国屋』や『ナチュラルハウス』。広尾駅近くの『明治屋』や『ナショナル麻布』なども、張っていれば誰かしら有名人が撮れてしまいそうな御用達スーパーである。

 だが、こうした老舗を差し置き、近年、トークバラエティーなどでタレントの多くが「行きつけ」として挙げるスーパーが『ビオセボン』である。

 フランス発のオーガニックスーパーマーケット。日本初上陸は2016年の麻布十番店。現在は、東京、神奈川の店舗とオンラインストアを展開している。

著者プロフィールを見る
山田美保子

山田美保子

山田美保子(やまだ・みほこ)/1957年生まれ。放送作家。コラムニスト。「踊る!さんま御殿!!」などテレビ番組の構成や雑誌の連載多数。TBS系「サンデー・ジャポン」などのコメンテーターやマーケティングアドバイザーも務める

山田美保子の記事一覧はこちら
次のページ