写真はイメージです(Getty
写真はイメージです(Getty Images)

 1995年の結成から昨年11月の解散まで、V6として26年間を駆け抜けた坂本昌行、長野博、井ノ原快彦の3人が、「20th Century(トニセン)」としての活動を本格的に再スタートさせた。5月23日に配信がスタートした新曲「夢の島セレナーデ」は、井ノ原主演のドラマ「特捜9 season5」の主題歌としても話題を呼んでいる。新たな門出を迎えた3人が、“6人の変わらぬ絆”と“3人で目指すもの”を語った。

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──「夢の島セレナーデ」が「特捜9」の主題歌に決まったときの気持ちは?

長野 実は、改めて「決まりました!」っていう感じではなくて……。

井ノ原 そういう流れもあるっていう話は出てたんです。V6として16年間主題歌をやってたから、いきなりちがう人に変わるとその人もつらいじゃない?(笑) プロデューサーたちにも「今までの声はそのままにしたい」って言ってもらえたので、トニセンで歌うことになりました。でも決まるまでは二人とも、「井ノ原一人でやったほうが面白いよー」ってすごい言ってきて(笑)。

坂本 聴く側として驚きがあると思ったので。それに井ノ原の声も歌い方も知ってるので、明るめでもそうじゃない曲でも絶対このドラマにしっくりくるなって。

長野 でも3人で歌えて、結果よかったよね。

井ノ原 僕はずっと3人がいいなって思ってたけどね!

──楽曲提供は、井ノ原さんの友人でもあるサニーデイ・サービスの曽我部恵一さんです。

井ノ原 曽我部くんとは僕だけじゃなくてみんな、20年以上の付き合い。岡田(准一)と2人で歌う曲(2000年「恋のメロディ」)も作ってもらったし、V6の解散のときはメールをくれたりして。

 今回、今いいと思う曲を歌いたい、本当に僕たちのことを思ってくれる人と一緒にやりたいねって話して。いろんな人に曲を作ってもらったんですけど、今歌うなら曽我部くんだよ、絶対、ってなったんです。

 あと、シンプルにいきたかったから、音数が少ないもので、「木曜日からも頑張れる曲を」ってお願いしました。放送日の水曜日は週の真ん中だから「あー、あと半分あるのか」って思うでしょ?(笑)

 曽我部くんが、「トニセンが新しい門出を歌うなら」って作ってくれたものを聴いて、思いが強い、力がある曲だなあって、3人で意見が一致しました。

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