写真はイメージです(Getty Images)
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 人気刑事ドラマ「特捜9」。「警視庁捜査一課9係」シリーズの続編で、合わせて放送17年を迎える長寿番組だ。2006年当初からずっとV6が担当してきた主題歌を、今シーズンからトニセンこと20th Centuryが受け継いだ。トニセンのメンバーであり、主演を務める井ノ原快彦が、ドラマや主題歌の“舞台裏”を明かしてくれた。

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「ドラマのメンバーもみんな、この曲いいねって言ってくれて」。そう語ってくれたのは、ドラマ「特捜9」の主役・浅輪直樹を演じ、20th Centuryのメンバーとして主題歌「夢の島セレナーデ」を歌う井ノ原快彦。「だからみんなで、エンディングを作ろうよって言って。ドラマって、昔はエンディングの映像があったじゃないですか。最近少なくなってしまったけど、毎回見ちゃうエンディングを作りたいなって。『夢の島セレナーデ』の、曲の力が引っ張ってくれましたね」

 放送第3回から流れている、登場人物をつないでいくような、絆を感じさせるエンディングは、「吹越(満/青柳靖役)さんと、iPad駆使して、こうやって撮ってよ、って言って」できあがったという。「曲がまた、違って聴こえるんじゃないかなって感じています」

■「特捜9」では「自分が本当に自分らしくいられる」

 ところで、「特捜9」の会見で、新メンバーが加わり、「若返って、えらい雰囲気が違う」という話が出ていたが、井ノ原はどう感じているのだろう。

「なんかね、僕、先輩っぽくすることが、年々できなくなっちゃったんですよ(笑)。例えば、向井(康二/三ツ矢翔平役で今シーズンから出演)といま一緒にやってるんだけど、しゃがんで、かしこまった感じで挨拶をしてくれたの。でも、先輩後輩の関係で、下から来られると、俺、ほんと困るから、って話してさ。僕はもう全部さらけ出すの。彼とはよくメールでもやりとりするし、『今日家でこんなことがあった、もうやだ』って言ったら、『そんなこと言わないでくださいよ』とか、『僕もお母さんと先日ケンカしました』とかって返ってくる。本当に年齢関係なくね。

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