アスパラガスのくるくる肉巻き(撮影/写真映像部・松永卓也)
アスパラガスのくるくる肉巻き(撮影/写真映像部・松永卓也)

 料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみでひとやすみ」。今回は「アスパラガスのくるくる肉巻き」。

【作り方のワンポイントアドバイスを写真で紹介!】

*  *  *

 今回は初夏が旬のグリーンアスパラガスを使った人気のおつまみをご紹介。豚バラ肉の巻き方を覚えれば、じつに簡単。ぜひレパートリーに加えてください。

 材料はアスパラガスと豚バラ肉と定番の調味料だけ。まずアスパラガスは根元の先を切り落とし、硬い部分をピーラーでむきます。

 そして豚バラ肉を広げ、アスパラガスの根元から、らせん状にくるくると巻き付けます。この時、少し重ねながらしっかりと巻き付けるようにしましょう。

アスパラガスに肉を巻く時は、少し重ねながらしっかりと巻き付ける。(撮影/写真映像部・松永卓也)
アスパラガスに肉を巻く時は、少し重ねながらしっかりと巻き付ける。(撮影/写真映像部・松永卓也)

 焼く時は、フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、豚バラ肉の巻き終わりを下にして焼き始めるのがコツ。こうすることで肉がくっつき、バラバラになりません。

 転がしながら全体を焼いたら、フタをして数分蒸し焼きにすると中がホクホクに。

豚バラ肉の巻き終わりを下にして焼き始めると肉がくっつき、ほどけにくい。(撮影/写真映像部・松永卓也)
豚バラ肉の巻き終わりを下にして焼き始めると肉がくっつき、ほどけにくい。(撮影/写真映像部・松永卓也)

 あとは仕上げに醤油、酒、みりんを加え、煮詰めながら絡めるだけ。スーパーで手軽に入る材料なので、晩酌のおつまみに困ったら、ぜひお作りください。ご飯のおかずにも最高ですよ。

(構成/沖村かなみ)

■アスパラガスのくるくる肉巻き

【材料(1~2人分)】アスパラガス5本、豚バラ肉(薄切り)約150g、塩・黒胡椒各少々、サラダ油小さじ2、醤油大さじ1、酒大さじ1、みりん大さじ1

【作り方】(1)アスパラガスの根元の先を切り落とし、硬い部分の皮をピーラーでむく。(2)(1)に豚バラ肉を少し重ねながら巻き付け、塩、黒胡椒をふる。(3)フライパンにサラダ油を中火で熱し、(2)の巻き終わりを下にして焼き始め、転がしながら全体を焼く。最後に2分ほどフタをして蒸し焼きにする。(4)(3)に醤油、酒、みりんを加えて肉に絡める。

【ワンポイントアドバイス】アスパラガスに肉を巻く時は、少し重ねながらしっかりと巻き付ける。

豚バラ肉の巻き終わりを下にして焼き始めると肉がくっつき、ほどけにくい。


週刊朝日  2022年5月27日号

黒田民子(くろだ・たみこ)/1947年生まれ。料理研究家。All About「ホームメイドクッキング」ガイド。旬の素材を生かした家庭料理のレシピが幅広い世代に支持されている。趣味は美術館巡り
黒田民子(くろだ・たみこ)/1947年生まれ。料理研究家。All About「ホームメイドクッキング」ガイド。旬の素材を生かした家庭料理のレシピが幅広い世代に支持されている。趣味は美術館巡り
著者プロフィールを見る
黒田民子

黒田民子

黒田民子(くろだ・たみこ)/1947年生まれ。料理研究家。All About「ホームメイドクッキング」ガイド。旬の素材を生かした家庭料理のレシピが幅広い世代に支持されている。趣味は美術館巡り。

黒田民子の記事一覧はこちら