二人の新婚生活は1年も経たず頓挫してしまうのか。今後を心配する声が高まる中、ネット上では「小室夫妻がカナダに移住するのではないか」という説がまことしやかにささやかれている。

“根拠”の一つとされるのが外務省の人事だ。1月の人事でニューヨーク総領事を務めた山野内勘二氏が異動となり、新たに森美樹夫氏が後任となったのだ。山野内氏といえば昨秋に小室夫妻がニューヨークに渡って以降、新居や勤務先、警備の配置など、二人を裏で支えてきた人物とされる。後任の森氏は、外務省の領事局長に着任してからわずか1年での異動。そして小室夫妻の「お守り役」を任されてきた山野内氏の新しい赴任先はカナダ大使なのだ。

 カナダといえば、2020年3月に英国王室を離脱したハリー王子夫妻が一時、移住した地。元々英連邦の一員で王室への親しみがあり、メーガン妃がトルドー首相と知り合いだったことから移住先に選んだという。

メーガン妃とハリー王子 (GettyImages)
メーガン妃とハリー王子 (GettyImages)

 日本の皇室とカナダの結びつきも古い。1953年に当時皇太子であった上皇さまがエリザベス女王の戴冠式に昭和天皇の名代として出席するため初めて外遊した際、カナダにも立ち寄った。78年からは高円宮憲仁親王がオンタリオ州のクイーンズ大学に留学し、それ以降、高円宮家とカナダとの交流は現在まで続く。

 皇室・王室事情に詳しいジャーナリストの多賀幹子氏はこう語る。

「日本の皇室にとってカナダは深い関わりがあります。ニューヨークも最先端を行く楽しい街ですが、一方で危険も多い。先日もブルックリンで発砲事件がありました。治安という点では心配ですし、警備費用もかかる。結婚されたので、妊娠・出産や育児も考えておられるかもしれません。『複雑性PTSD』と診断された眞子さんのメンタルヘルスの問題もありますから、自然に囲まれた空気の良いところで過ごすほうがよいでしょう。安心安全を考えるとカナダはお薦めですね」

 ちなみに、小室さんの通った中学・高校は東京都内の「カナディアン・インターナショナルスクール」。同校はカナダの教育制度に基づいたプログラムを提供しており、卒業時にカナダの全ての州で認知されている卒業証書が授与されるという。

次のページ