丸山茂樹
ゴルファーの丸山茂樹氏は、ミゲル・アンヘル・ヒメネス（58）ら外国人選手の活躍を伝える。
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アメリカのシニアツアーの話題です。「コロガードクラシック」（2月25～27日、アリゾナ州ツーソンのオムニツーソンナショナル）で、スペインのミゲル・アンヘル・ヒメネスが1大会2度のホールインワンを決めて、ツアー12勝目を飾りました。
初日の7番ホールと最終日の14番（ともにパー3）で、どちらも6番アイアンで決めました。2位に4打差をつけての完勝に、「過去にトーナメントで13回のホールインワンがあるけど、1大会で二つは初めて」と語ったそうで。甲（かぶと）のようなトロフィーを頭にかぶって喜んでましたね。
彼とは同じ時代を歩んできてますから、よく知ってます。やっぱりお互いに英語がちゃんとしゃべれないというのがあって、傷をなめあうじゃないですけど、めっちゃ仲がよかった。
しょっちゅう練習ラウンドを一緒に回ったり、スペインでの試合では地元の店を予約してくれたり。常に明るくていい人ですね。
トレードマークになってるパイロットのようなサングラスですけど、昔はあんな感じじゃなかったのに、いつからかゴルゴ13みたいになってね。後ろ髪も伸ばして。昔からおしゃれなスパイクを履いてて、いつも葉巻を吸ってました。熱いエスパニョーラの血が流れてる感じで。会うと「オラ！ アミーゴ！」から始まるんです。
ゴルフも特徴的なので、遠くから見ても「おっ、ヒメネスが来たな」と分かります。スイングが「逆ループ」で、バックスイングでインサイドに上げながら、アウトサイドから振り下ろして打つ。素振りも地面と平行にやるんですよ。普通は前傾の角度を保って素振りしますけど、真横にやったりするんです。
さて、米PGAツアーの「ザ・ホンダクラシック」（2月24～27日、フロリダ州パームビーチガーデンズのPGAナショナルリゾート＆スパ）は、セップ・ストラカ（28）がオーストリア勢としてツアー初優勝しました。
丸山茂樹
丸山茂樹（まるやま・しげき）／1969年9月12日、千葉県市川市生まれ。日本ツアー通算10賞。2000年から米ツアーに本格参戦し、3勝。02年に伊澤利光プロとのコンビでEMCゴルフワールドカップを制した。リオ五輪に続き東京五輪でもゴルフ日本代表監督を務めた。セガサミーホールディングス所属。
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