ドン小西
ドン小西

 2月22日、ニューヨークの街を歩くところをキャッチされた歌手のライオネル・リッチー。ファッションデザイナーのドン小西さんがチェックした。

【写真】ドン小西さんがチェックしたファッションはこちら

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ライオネル・リッチー/1949年、米国アラバマ州生まれ。74年、ファンクバンド「コモドアーズ」のメンバーとしてデビュー。80年代にはソロで活躍し、1億枚以上のアルバムセールスを記録。おバカセレブで人気となったニコールは娘=2月22日、ニューヨークの街を歩くところをキャッチされる (GettyImages)
ライオネル・リッチー/1949年、米国アラバマ州生まれ。74年、ファンクバンド「コモドアーズ」のメンバーとしてデビュー。80年代にはソロで活躍し、1億枚以上のアルバムセールスを記録。おバカセレブで人気となったニコールは娘=2月22日、ニューヨークの街を歩くところをキャッチされる (GettyImages)

 1980年代に若者やってた人なら、この人のアフロヘアとヒゲのアルバムジャケットに見覚えがあるんじゃないかね。72歳になった今も現役で、いつも見られてる存在だけにサービス精神は旺盛。ファッションもソツなくがんばってるよね。

 例えばこの日も、フードが付いたジップ使いのロングコートとか、カジュアル服の流行は押さえてる。でもよく見ると若者のカジュアルとは別物。細身のスラックスに高そうな革靴とかさ。この人、時計や車も高級品が好きなんじゃない? そのへんだけは、高級品以外譲れん!っていう頑固さが見えるよね。

 あたしも同じ70歳代だからわかるけど、いつまでも若く、色っぽく、ビシッとしていたい一方で、イタい若作りは絶対避けたいとか、いろんな気持ちが入り交じるむずかしいお年頃。あたし? 最近は、スウェットにスニーカーが定番だよ。長年のこだわりなんて、思い切って吹っ切るのがおすすめですって。

■評価は……?

3DON! 「演歌歌手?な趣味がマイナスです」

(構成/福光恵)

週刊朝日  2022年3月11日号