賀喜遥香さん(撮影/写真部・東川哲也)
賀喜遥香さん(撮影/写真部・東川哲也)

 先の見えないこんなご時世でも、先が楽しみなスター候補たちは大勢いる。今まさに蕾をほころばせる彼、彼女らは今年、どんな大輪の花を咲かせるだろうか。「2022年の顔」として、乃木坂46の賀喜遥香さんに抱負を聞いた。

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 乃木坂46の最新曲、28thシングル「君に叱られた」で、表題曲のセンターとして抜擢された。初代センターの生駒里奈から白石麻衣、西野七瀬、生田絵梨花など……10年にわたり連綿と継承される乃木坂46歴代センター。“センター”という響きを一言で言い表してもらうと、

「重圧……」

 少し笑いながら答えた。

「10年という年月による重み。うれしさや喜びを感じるよりも、どうしよう……という気持ちのほうが大きかったです」

 2018年に乃木坂46の4期生として加入、昨年8月には二十歳になった。

「二十歳になり、自分についてあらためて見つめ直したいタイミングで、やらせていただいたセンター。乃木坂46としても、4期生にとっては初めての東京ドームでのライブを経験できたり、東京国立博物館さんでの企画展『春夏秋冬/フォーシーズンズ 乃木坂46』で、春夏秋冬の花が描かれた日本美術とのコラボに参加させていただいたり。印象に残る出来事がひとつにしぼりきれない楽しい1年になりました」

 昨年夏にグループ結成10周年。2月にはデビュー10周年という節目をむかえる。

「昨年12月には、結成10周年を記念した初のベストアルバム(「Time files」)の発売に合わせて東京タワーをグループカラーの紫色にライトアップしていただきました。そういうお祭り感のある雰囲気で10周年をお祝いしていただける機会がこの先も多くあるといいなと楽しみにしています」

22年、個人としての目標は、

「絵を描くのが好きなので、それを生かせるようにして貢献していきたいなと思っています。油絵やデッサン、本格的な絵にも挑戦してみたいです」

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