RVパーク中津川を訪れていた山崎利憲さん(左)と焚き火の前で話し込む本誌記者 (撮影/写真部・馬場岳人)
RVパーク中津川を訪れていた山崎利憲さん(左)と焚き火の前で話し込む本誌記者 (撮影/写真部・馬場岳人)

 密を避けることのできるキャンプがブームだ。特に軽自動車を改造したキャンピングカー(軽キャンパー)でのキャンプが人気だという。本誌記者とカメラマンが軽キャンパーの魅力を体験した。

【写真】立てるほどの空間が広がる軽キャンパーの室内はこちら

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中津川がすぐそばを流れ、木漏れ日が心地よい。RVパーク中津川はウッドデッキがあり、ここにテントを張って寝ることもできる (撮影/写真部・馬場岳人)
中津川がすぐそばを流れ、木漏れ日が心地よい。RVパーク中津川はウッドデッキがあり、ここにテントを張って寝ることもできる (撮影/写真部・馬場岳人)

 キャンプ地として向かったのは神奈川県の中程にあるRVパーク中津川。都心から丹沢山地の山々を眺めながらのドライブで1時間半で到着する。

 RVパーク中津川は、その名の通りすぐ横に中津川が流れる。テントも張れるウッドデッキからは木々の間に川面が見え、川音が心地よい。この日は2組のキャンパーが来ていて、1組が軽キャンパーだった。

 10年以上のキャンピングカー歴があり、都内から来たという山崎利憲さんに、焚(た)き火を囲んで話を聞いた。

軽キャンパーの室内。天井を押し上げると、立てるほどの空間が広がる。あまり圧迫感はない (撮影/写真部・馬場岳人)
軽キャンパーの室内。天井を押し上げると、立てるほどの空間が広がる。あまり圧迫感はない (撮影/写真部・馬場岳人)

「キャンピングカーは生活の一部になっていますね。軽自動車といえども車内は自分だけの趣味の世界です」

 思い立ったら出かけることができ、それほど準備もいらず、キャンプ地に着いたらすぐにゆったり過ごせるのもいいという。

コロナ禍でワーケーションとしてRVパーク中津川を利用する人もいたそうだ。ここはフリーWiFiが使える (撮影/写真部・馬場岳人)
コロナ禍でワーケーションとしてRVパーク中津川を利用する人もいたそうだ。ここはフリーWiFiが使える (撮影/写真部・馬場岳人)

「時間を有効に使えるのもキャンピングカーの魅力ですね」と山崎さん。軽キャンパーでも車内は思った以上に広く、快適に過ごせると付け加える。

「これは、まるで秘密基地だな」と本誌カメラマンが撮影中につぶやいた。

カセットコンロで車内で煮炊きもできる。調理をするときは換気を忘れずに (撮影/写真部・馬場岳人)
カセットコンロで車内で煮炊きもできる。調理をするときは換気を忘れずに (撮影/写真部・馬場岳人)

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週刊朝日  2021年12月17日号