かき氷 熟成焼き芋モンブラン(撮影/加藤夏子)
かき氷 熟成焼き芋モンブラン(撮影/加藤夏子)

 ここ数年、「さつまいも専門店」が続々ニューオープン。かき氷、パンケーキ、ソフトクリーム……。個性的な5つの専門店から、とっておきの「芋スイーツ」をご紹介します。※価格はすべて税込み

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 空が高くなると、食べたくなるさつまいも。ここ数年は専門店が急増するほどの人気だ。

 かつて日本の芋は「紅あずま」など、ホクホク系が主流だったが、2000年代からは「安納芋」などのねっとり系がブームに。品種の個性を生かしたメニューは専門店ならではだ。

 ちなみに、どうしてさつまいもが人気なの? お店によると、近年は品種改良が進んだうえ、甘みを引き出す長期熟成技術が向上して、芋そのものがおいしくなったのが理由のひとつ。さらに、食物繊維豊富で、噛み応えもある芋はダイエット中や健康志向の強い人にも喜ばれているんだとか。

 さつまいも、奥が深い。

■芋づくしのかき氷

【望月】かき氷 熟成焼き芋 モンブラン(2200円)

今年9月にオープンしたばかりのさつまいも専門カフェで味わえるのは、糖度50%以上の熟成焼き芋を使ったモンブランクリームをしぼったかき氷。なめらかな芋とふわふわの氷が、舌の上で一緒にとろける。クリームは濃厚だが、甘さ控えめなので、後味はさっぱり。一口大にカットした焼き芋や、芋チップスがあしらわれ、食感の変化も楽しい。芋の皮から抽出した芋蜜も添えられ、まさに芋づくしの一品。季節限定、年内まで提供予定。

住所:東京都港区麻布十番3-7-4/営業時間:12:00~19:00/定休日:火

■2種の芋を一皿で

【& OIMO TOKYO CAFE 中目黒】さつまいも2種のふわふわパンケーキ(1800円)

ねっとり甘い「安納芋」のクリームと、ホクホク系代表品種「紅あずま」のキャラメリゼ、2種の異なる食感の芋を一皿で楽しめる。パンケーキは米粉100%の軽い食感で、主役はあくまでさつまいも。今年7月に開店、週末は芋を生かした料理も楽しめる。

さつまいも2種のふわふわパンケーキ(撮影/加藤夏子)
さつまいも2種のふわふわパンケーキ(撮影/加藤夏子)

住所:東京都目黒区青葉台1-14-4/営業時間:月、火、木10:00~18:00(スイーツのみ)、金、土、日 8:00~20:00(スイーツ、食事)定休日:水

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