21~25歳と、ジャニーズJr.のなかでは年長メンバーがそろう「IMPACTors」。長いキャリアのなかで苦労を分かちあい、個性やスキルを磨き続けてきた7人は、固い絆で結ばれた唯一無二のグループへと成長を続ける。結成2年目を迎えた今、その目に映る未来とは。

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──IMPACTorsの名は、impact(衝撃)とactors(俳優たち)に由来するという説があります。

椿:単に「インパクトを与える人」というだけでなく、アクターの意味も含まれているのだと思います。メンバーみんな、1年の半分以上は舞台をさせてもらってて。

松井:僕たち、今年だけですごい数の公演やってますね。

影山:去年10月に、この7人でグループを結成することになって。今年の舞台「虎者」は、初めてIMPACTorsとして全員で出演するんです。

基:1年間、一緒にいろんな公演を経験して、7人でいた時間がすごく濃かった。

松井:この1年はIMPACTorsの記憶しかないですね。

佐藤:プライベートはないけど、ほんとにありがたくって。

基:僕たち、グループを組むまでが長かったんです。ずっとバックで踊ってきて、悔しい思いもしてきた。もう無理かもしれないって、何度も思いました。デビューも、グループ組むことも。そもそも二十歳超えてグループ組むっていう例を、今までほとんど見てこなかったので。

横原:25になる年でグループ組んでなかった。1年後に同じことしてたらやめようって、毎年思ってましたね。

椿:やめたいわけじゃないけど、やめないといけないのかなって。ハンドマイクを握ったことすらないジャニーズJr.、もう無理かなーって。

佐藤:「これやればいつかは」っていうのをずっと繰り返しながら、毎公演、毎公演、やってきました。

松井:僕らみんな、そうですよ。

基:(先輩グループの)Snow ManさんやSixTONESさんには「絶対くさるなよ」ってずっと言われてきたし、7人で「絶対見返してやろうな」みたいな話もしました。IMPACTorsは、やっとの思いでつかんだ最初で最後のチャンスなんです。

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