きゃりーぱみゅぱみゅ「クレカの限度額は30万ぐらい。最近まで通帳の残高も知らなかった」

　個性的なファッションと、独創的な音楽で、いつも世の中をアッと言わせる、きゃりーぱみゅぱみゅさん。過去、きゃりーさんのコスプレをしたこともある作家・林真理子さんと対談で初対面しました。

【林真理子さんとのツーショット写真はこちら】

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林：きゃりーさん、お忙しいのに来ていただいて、ありがとうございます。来てくれたのは、もしかして私のあれを見てくれたから？

きゃりー：……？？

林：えっ、見てない？　このあいだ私がNHKの「あさイチ」に出させていただいたときに、冒頭、いきなりきゃりーさんのコスプレをした私の映像が流れて、世の中に衝撃を与えたんです（笑）。

きゃりー：えっ、そうだったんですか。

林：「エンジン01」という文化人の団体があって、私が幹事長なんですが、地方でいろんなシンポジウムを開催しているんです。秋元康さんがかくし芸大会の演出をすることもあって、10年ぐらい前、私に「きゃりーぱみゅぱみゅの格好をして『つけまつける』を歌って踊れ」という指令が来て、わざわざ衣装もつくってくれたので、やらせていただいたんですよ。

きゃりー：へぇ～。

林：その映像が、「あさイチ」の冒頭に「こんなこともやる人です」って流れて、ほんとに申し訳なかったです（笑）。

きゃりー：いやいや、すごくうれしいです。

林：きゃりーさん、デビューしてもう10年で、10周年の記念アルバム（「キャンディーレーサー」）がリリースされるんですね。私、わかんないけど、これは最新の機械なんかも使ってるんですか？

きゃりー：そうです。たとえば「どどんぱ」っていう楽曲は、いわゆる「歌」じゃなくて、短い「言葉」を録音して、それで音楽ができているんです。いろんな挑戦をしたアルバムになっています。

林：きゃりーさんの年代だと、「ドドンパ」って聞いたことないですよね。

きゃりー：そうですね。世代的には富士急ハイランドの乗り物（「ド・ドドンパ」）のイメージが強くて。どういう感じなんですか。