※写真はイメージです (GettyImages)
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ある日の朝食は、ステーキ、海老の塩焼き、アボカドなど (撮影/福光恵)
ある日の朝食は、ステーキ、海老の塩焼き、アボカドなど (撮影/福光恵)

 科学の発達によって、「人生120年時代」に届こうとしている。そこで注目されているのが、老化を遅らせる「抗老化物質」だ。抗老化物質は軽い運動や生体のリズムに合わせた食事によって、体内での合成が促されているという。アラカン記者が「抗老化」食生活に挑戦した。

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 ワシントン大学医学部の今井眞一郎教授も実践しているという抗老化物質を増やす食事法。ルールはこうだ。まず日中に増える抗老化物質のリズムを整えるため、朝食に夕食のメニューを食べる。

 続くランチは、普通でOK。最後の夕食はワインとナッツ、チーズ、フルーツなどで軽く。夜8時以降は水以外は口にしない……そんな食事法に減量のオマケも期待して、さあ、スタートだ。

 自分の場合、普段はほとんど朝食抜き。コロナでダイエットをやめてから、昼はテイクアウト、夜はウーバーイーツといった高カロリー食で、かれこれ10キロは太った。

 最初の壁となったのは、朝食の豪華夕食メニューづくり。今井教授に聞いたメニュー例は、ステーキをメインに、味噌汁、ご飯、小鉢が並ぶパワーブレックファスト。

 朝6時からウーバーはやってないし、料理も下手。何品も並べる手作り朝食に、たっぷり1時間半は費やすことになった。とはいえ朝だけでも、思う存分食べていいのは大きな魅力だ。ホットプレートの焼き肉や、うなぎ、冷凍餃子などをお供に、後ろめたさなく、ご飯を存分にお代わり。ダイエットを始めた高校生以来味わう至福だった。

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