山田邦子さん(提供)
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 かつて夢中になった趣味や活動。年齢を重ねてから再び楽しむことは、脳にもよい効果をもたらすという。芸能界有数のリカちゃん人形収集家、タレントの山田邦子さんにあふれんばかりの“リカちゃん愛”を語ってもらった。

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──人形との出会いは。

「一番最初に買ってもらった人形は(女の子の)『ペッパーちゃん』。3歳のときに仮病をつかい、『おままごとセットがほしい』と言っておもちゃ屋さんに父親を連れ出し、懇願して買ってもらった。リカちゃんとは7歳のとき、初代からのお友達です」

──どのくらいお持ちですか。

「数えたことはないですが、1千体以上あるのではないでしょうか。旅行先で見つけるなど増えています。お友達がくださることもあります。ちなみに、リカちゃんのお友達で初代のいづみちゃんだけはなくなりました。色っぽい顔をしていました。知らないうちに、お母さんが親戚の子に差し上げていました。後で買い足しましたが、初代のものはありません」

──リカちゃんシリーズはすべてお持ちだと。

「全部を買うわけではありません。売り場に行って、目の輝きがあって『この子だ!』と思えるかどうかです。私は人形を箱に入れたまま楽しむコレクターではなく、箱から出して楽しむ、もはや“プレーヤー”です」

──専用の人形部屋はいつごろからですか?

「2000年ごろ、結婚してからです。夫から『まとめなさい』と言われ、部屋ができました。それまでは、生活のなかで絵を飾るようにいたる所に置いてありました。ロケの仕事から帰ると『元気?』と話しかけたり、忙しくてお世話できなかったら『ごめんなさいね』と謝ったりするところから始めます」

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