■大場正明(映画評論家)


評価:★★★
先が読めるベタな展開から、映画への情熱が溢れ出してくる愛すべきコメディー。ハリウッド・クラシックだけでなく、最後に挿入されるオマケの映像のような70年代B級映画へのオマージュにもなっているところが心憎い。

■LiLiCo(映画コメンテーター)
評価:★★★★
映画館から出たら今はどの時代?と思ったほど銀幕にかじりついた。スターがオジサンになってこんなことをしてくれると本当に嬉しい! 思わぬ方向にいく物語と映画愛に溢れていて、やっぱり映画は良いなぁと思った。

■わたなべりんたろう(映画ライター)
評価:★★★★
映画史だったり年間ベストに残る作品ではないが、職人が作ったプログラムピクチャーの趣が、緩さを含めて今の映画に欠けているので高評価。演技派のベテラン俳優たちが肩の力を抜いて楽しんで演じているのもいい。

(構成/長沢明[+code])

週刊朝日  2021年6月18日号