屋外練習場は人気だという=東京都内の虎ノ門ゴルフプラザ (撮影/宮崎健)
屋外練習場は人気だという=東京都内の虎ノ門ゴルフプラザ (撮影/宮崎健)
オーガスタ調べ。各ゴルフ場の情報(5月平日)をもとにした料金の目安。食事代などの有無はゴルフ場で異なり、料金は予約方法や条件で変動することがある。車でのアクセスは一例 1/3 (週刊朝日2021年5月28日号より)
オーガスタ調べ。各ゴルフ場の情報(5月平日)をもとにした料金の目安。食事代などの有無はゴルフ場で異なり、料金は予約方法や条件で変動することがある。車でのアクセスは一例 1/3 (週刊朝日2021年5月28日号より)
オーガスタ調べ。各ゴルフ場の情報(5月平日)をもとにした料金の目安。食事代などの有無はゴルフ場で異なり、料金は予約方法や条件で変動することがある。車でのアクセスは一例 2/3 (週刊朝日2021年5月28日号より)
オーガスタ調べ。各ゴルフ場の情報(5月平日)をもとにした料金の目安。食事代などの有無はゴルフ場で異なり、料金は予約方法や条件で変動することがある。車でのアクセスは一例 2/3 (週刊朝日2021年5月28日号より)
オーガスタ調べ。各ゴルフ場の情報(5月平日)をもとにした料金の目安。食事代などの有無はゴルフ場で異なり、料金は予約方法や条件で変動することがある。車でのアクセスは一例 3/3 (週刊朝日2021年5月28日号より)
オーガスタ調べ。各ゴルフ場の情報(5月平日)をもとにした料金の目安。食事代などの有無はゴルフ場で異なり、料金は予約方法や条件で変動することがある。車でのアクセスは一例 3/3 (週刊朝日2021年5月28日号より)

 新緑まぶしく、ゴルフには絶好の季節となった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて制約もあるなか、若者や女性は増加し、多くのゴルフ場で目立つのが「2サム(2人組)」。土・日曜もOKだったり、最寄りの駅から送迎バスが出ていたりするゴルフ場もある。会社のコンペはできないけれど、友人同士で、夫婦で、カップルで……“密”を避けつつ楽しみたい。

【一覧で見る】平日2サムでもプレーできる主なゴルフ場

前編/コロナ禍で追い風のゴルフ業界 若者や女性の「2サム」が人気!】より続く

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 例えば、新大阪ゴルフクラブ(大阪府)は、2サムによる平日限定の「5時台早朝スループレー」を11日から開始。接触機会をさらに減らしたい1人専用のプランも好評だという。ゴルフ場ごとに調べると、少人数でのお得なパックも様々ある。

「クラブセットを借りてまわる人から、『きょうラウンドが初めてなんです』という人まで、初心者が目立つようになりました。ゴルフ場としてはうれしいやら、悩ましいやらです」と、同クラブの副支配人は語る。

 初心者が増えているからこそ、改めて2サムでの注意点を押さえておこう。「虎ノ門ゴルフプラザ」を運営する「オーガスタ」代表で、ティーチングプロA級の資格を持つ村井亮太さん(46)が次のようにアドバイスする。

「4人でまわるよりも時間に余裕がありますが、スロープレーは厳禁。キャディーがつかないセルフプレーになるため、ゴルフカートの管理に気をつけたい。プレーをしながらもスムーズに進めてほしい。カートの機能はゴルフ場で異なりますが、リモコン付きカートがおすすめです。2人が打つ場所からカートが離れているケースも多い。遠隔操作で効率よくラウンドできれば、後ろの組にも迷惑がかかりません」

 また、都市部から近く、交通アクセスのいいコースは人気なので、プレーする組も多くなる。前の組との間隔が詰まってしまう“渋滞”がたびたび発生し、ラウンド時間が長くなりやすい。

「そこで逆に、ちょっと遠いゴルフ場を選んでみるのも手です。夫婦やカップルでドライブを兼ねてゴルフ場を訪れたと思えば、2人でスイスイまわれることもあり得ます」(村井さん)

 4月に群馬県内のゴルフ場で2サム“デビュー”したのが、埼玉県在住で不動産会社を営む渡邊宏さん(50)だ。

「たまたま他の2人がキャンセルすることになったのですが、ゆったりとプレーできる初めての体験をしました。前の組に離されることなく、後ろの組からせっつかれることもなかった」

 会社員時代は、ゴルフに行くこと自体が仕事絡みの付き合いだった。「私自身、ゴルフがあまりうまくないので、打つ順番などプレー中すべてに気を使う。2サムは慌てなくていい。一度経験するとこれもいいなと思います」と感じている。

 大阪府在住の飲食業、日下部光昭さん(43)は夫婦ラウンドを振り返る。

「僕も、嫁がゴルフを始めたころは2サムでよく行きました。仕事休みの平日は料金も手頃ですし、練習場に行くような感覚でプレーできました。ミスしても2人なので迷惑がかからず、ルールなども教えやすい。旅行を兼ねて三重県の名門コースに夫婦で行ったことも、いい思い出になりました」

 大自然のなかで会心のショット。加えて、好スコアが出れば最高だ。(本誌・宮崎健)

週刊朝日  2021年5月28日号より抜粋