一般的なコースでは、4人1組でまわることが多い。ところが昨年来、新型コロナの影響で友人同士、夫婦、カップルといった「2サム」プレーが増えつつある。

「以前は、会社など団体によるコンペが多かった傾向があります。コロナ禍でコンペは約2~3割減っています。その枠が空いたため(予約しにくかった)2サムが入れるようになった。コンペだと2~3カ月前から予約する必要がありますが、2サムなら天気予報を見て、直前でも空き枠があればプレーしやすい。1台の車で乗り合って来場するのを避けたいお客さまも目立ちます。こうした傾向は当面、変わらないとみられます」(PGM広報グループ担当者)

 2サムの場合、ハーフの休憩をとらずに1ラウンドを一気にまわる「スループレー」ができるゴルフ場も多い。スタート時間が限定されるとはいえ、食事休憩がないので新型コロナの感染リスクを抑えられる。

「やはり1日の時間を有効に使えるメリットがある。早朝にプレーして午後から仕事をしたり、逆に午後からスループレーで楽しんだりと。ナイター設備の整ったコースもあります」(同)

(本誌・宮崎健)

週刊朝日  2021年5月28日号より抜粋