ステイホーム期間は特に、閉塞感を感じていました。できないことは多かったけど、みなさんに何か発信しようと、ちっちゃな挑戦を続けていました。毎日、自分の寝癖を撮ってブログで公開したりして。

(Hey! Say! JUMPメンバーの)知念(侑李)と一緒にユニット曲を作ったり、「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)の番組テーマソングを作って応募したりと、ものづくりの楽しさに気づく機会にもなりました。

 巣ごもり生活の中、当たり前だった「日光」のありがたさも改めて実感しました。外に出ないから日の光を浴びてなかったんですよ。なんだか気持ち悪くて、いよいよやばいなと思って、ベランダで日光浴の時間を作りました。長い時は3時間くらい、ずっと。その間は、メンバーと電話で話したりしてましたね。

──表紙の撮影中、カメラマンとサウナの話で盛り上がっていました。サウナも気分転換のツール?

 僕はまだ駆け出しで、ハマりだしたのは2年ほど前かなあ。小さいころから、銭湯が好きでよく通っていたんですよ。

 ある日、ふと露天風呂の近くに置いてある椅子の存在が気になったんです。それまでは、のぼせた人が休憩するために使うものだと思ってたんですよ。でも、露天風呂に浸かりながら見ていると、みんなやけに気持ちよさそうにその椅子に座っていて。

「なんでだろう?」と思って、椅子に座っていたお兄さんのあとについて行ったんです。同じようにサウナに入って、水風呂に入って、椅子に座って。尾行みたいな感じで(笑)。そしたら、気持ちよさに目覚めてしまいました。多い時は週5でサウナに通っています。

 仕事の前後に入って、気分を切り替えているんです。ライブ前に行って、ひたすらぼーっとすることもあります。一度心を無にすることで、集中力が高まるので。逆に仕事終わりに行くと、疲れがとれてリフレッシュできる。いいことずくめですよ。

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(構成/本誌・大谷百合絵)

週刊朝日  2021年4月30日号