早稲田で起きた“下剋上” 不人気だった学部が注目浴びる理由 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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早稲田で起きた“下剋上” 不人気だった学部が注目浴びる理由

吉崎洋夫週刊朝日#大学入試#教育
早稲田・大隈講堂 (撮影/吉崎洋夫)

早稲田・大隈講堂 (撮影/吉崎洋夫)

【図1】 5つの早慶異変!! (週刊朝日2021年4月2日号より)

【図1】 5つの早慶異変!! (週刊朝日2021年4月2日号より)

【図2】 分析方法は、図1と同じ (分析)井上孟、西田浩史 (週刊朝日2021年4月2日号より)

【図2】 分析方法は、図1と同じ (分析)井上孟、西田浩史 (週刊朝日2021年4月2日号より)

 私学最難関大・早稲田の内部で変化が起きている。これまで人気のなかった学部が注目を集め、学内でも人気を誇っているのだ。

【図解】社学が第二の政経になりつつある!? 早慶の学部序列5つの異変はこちら

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「社学が第1志望でした」

 こう話すのは今春、早稲田の社会科学部(通称・社学)に進む女性(18)だ。同大の看板学部の一つ、法学部にも受かったが、社学を選んだ。

「社学はさまざまな学問を広く浅く学べる点が魅力的でした。やりたいことを入学後に決めることができるのがいいですね」

 社学はもともと、第二政治経済学部、第二法学部、第二商学部を統合して1966年に創設された夜間学部だ。ジャーナリストの津田大介さん、ミュージシャンの小室哲哉さんやデーモン閣下らが在籍したことでも知られるが、早稲田内の序列では下位だった。社学に合格した女性は言う。

「今、偏差値は政治経済学部や法学部と並ぶレベルだと思います。昔の社学のイメージはないです」

 何が起きているのだろうか。教育ジャーナリストで追手門学院大客員研究員の西田浩史さんとデータサイエンティストの井上孟さんに、最新学部序列を作ってもらった。過去3年間のインターネットでの検索数や言葉の種類の多さといったデータ(約5億件)を分析した結果だ。

 データを見ると、社学は、ブランド力では早稲田トップと言われる政治経済学部の次に位置する。慶應の看板学部である経済学部や法学部などとほぼ同等レベルだ。この背景として「幅広く学べる学際系学部の人気がある」と西田さんは見る。

 2009年に完全昼間学部に移行した社学では、経済学や政治学など社会科学のほか、哲学や歴史学などの人文科学、生物物理学など自然科学も学べる。英語による授業やフィールドワーク(現地学習)もある。学部長の早田宰教授は言う。

「環境問題や貧困など社会の課題に取り組む現場に行くと、複数の専門領域の理解がないと解決できないことに気づきます。こうした問題解決の手法を身に付けるのが世界の潮流で、それに取り組んでいるのが社学です。社学の学びはグローバルスタンダードなのです」


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