中田敦彦(C)朝日新聞社
中田敦彦(C)朝日新聞社

 昨年いっぱいで吉本興業とのマネジメント契約を終了し、シンガポールに移住してフリーで活動することを発表した中田敦彦が、YouTube活動で「顔出し引退」を宣言したことが大きな反響を呼んでいる。

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 中田は自身のYouTubeで、「【重大発表】中田敦彦からご報告があります!」というタイトルで3月12日に動画を配信。

「来月4月で、ユーチューブ、特に『Youtube大学』は2周年になる。登録者も370万人ぐらいになって、本当にありがたい話ですね。これこのまま続けるのか?ということなんですけど、一回違う形にしたいと思いまして」

 と切り出し、

「2021年4月から、中田敦彦、“顔出し”を引退します」

 と宣言した。

 顔出しを引退した理由として動画内で3点を挙げた。一つ目は中田のYouTubeがテレビや舞台と違って共演者がいるわけではないため、物理的に可能になったと説明。二つ目は「プライバシーの問題」と語り、

「最近は全員がカメラを持って全員がツイートできる時代になっている。発信して顔を出して名前を出してやることのリスクが結構大きい。その大きさが年々増大していて。一度有名になってしまって、そこからトラブルに巻き込まれたら、ずっといろんなこと言われる。デジタルタトゥーなんて話ありますけど、特にその息苦しさを感じていて。顔を知られているっていいことばかりじゃない」

 と訴えた。

 三つ目については、

「『YouTube大学』は僕のビジュアルがコンテンツの核ではない。中田の顔が見れないって怒る人は、川口春奈ちゃんとか、本田翼さん、佐藤健くんに比べれば圧倒的に少ない。YouTube大学は学べるから聞いている人が多い。僕は顔を隠すことに関してどっちでもいいという人はいっぱいいると思う」

 と自身のビジュアルが動画内で需要が少ないことを理由に挙げた。

 3月いっぱいでYouTubeのみならず、テレビなど他のメディアでも顔は出さないという。3月18日に配信した「2週間の隔離生活を終えてシンガポールの街へ」の動画でも顔出ししていない。

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