※写真はイメージです (GettyImages)
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 3年ぶりのシングル「Roar」を発表するKAT‐TUN。ことしデビュー15周年を迎える。中丸雄一さんに、現在の心境、メンバーやファンに対する思いなどを聞いた。

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 KAT‐TUNのグループとしてCDを出すのは久しぶりのことです。15周年ということもあり、曲数も多く、これまでと比べても、いろいろな要素がありすぎるくらいあって、特別感があります。

 今回の「Roar」には期間限定盤1~3があり、それぞれソロ曲が収録されていて、僕は、「change your mind」を入れました。これは昨年の秋に行ったひとり舞台「中丸君の楽しい時間4」のテーマ曲で、そのときの思いも込めました。

 さらに3月からは2年ぶりのライブを行い全国を回ります。この一年はコロナのこともあって、応援してくれるファンの皆さんの前でライブをすることが叶いませんでした。

 いつも通りのライブ会場でやりたいという気持ちはずっとあって、ライブにはこだわりがあります。音圧とか、規模感とか、生のライブでないと伝わらない部分があるので、ライブができることはとても嬉しいし、ありがたいことです。

 コロナ禍でエンターテインメントは完全に逆境に立たされていると言えますね。でも、そういうときこそアイデア次第で新たな発想や、やり方が生み出されると思う。今こそ何か工夫して努力しないといけない状況だと考えています。

 KAT‐TUNにとってこの15年はいろいろありました。メンバー構成も大きく変わりましたし、自分も含め、メンバーは経験とか知識とか得たものが多くあります。振り返ると15年間ずっと変わり続けてきたとも言えますね。変化するのが当たり前。でも、その変化は進化でもあります。だからこれからも変化=進化していくでしょうね。

 今のメンバーとは中学、高校のころからずっと一緒にやってきたので、同じような時期に、意識とか考え方とか、プロとしてやっていく自覚が芽生えてきました。ともに同じ時間を過ごして今があります。一緒に成長してきたので、子どものころの感覚が残っているとも言えますね。仲間、同志、友だちという存在で、KAT‐TUNのグループとしての活動は、なんだか部活動の延長線という感じかなと思っています。僕はソロとしての活動もありますが、ソロとしての仕事の向き合い方とまったく違いますね。

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