一皮むけたい竹内涼真。スキャンダルは避けたいところだ (c)朝日新聞社
一皮むけたい竹内涼真。スキャンダルは避けたいところだ (c)朝日新聞社

 さわやかイケメン俳優・竹内涼真(27)が正念場を迎えている。

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 竹内といえば昨春、写真週刊誌に、約3年交際していた女優を家から追い出して別の女優に乗り換え、その際に金銭トラブルがあったなどと報じられた。所属事務所は否定したようだが、竹内のクリーンなイメージに大きく傷がついたことは否めない。

 ネット上ではいまだに「彼女をポイ捨て」「好青年キャラはやめてほしい」といった声があり、評判が良いとは言い難い。

 その影響かは定かではないが、竹内の出演番組にも批判の声が寄せられているという。1月17日スタートの竹内主演のドラマ「君と世界が終わる日に」(日本テレビ系)。放送前に、すでに苦情が寄せられていたとのことだ。

 内容は、いわゆるゾンビもので、謎の感染症によるパンデミックという設定。これがコロナ禍と重なり不快感を与えるといい、「不謹慎ではないか」とクレームを言う人がいるというのだ。実際にそうした批判の声がテレビ局にもきているのだろうか。

 日本テレビに問い合わせたところ、担当者は「問い合わせの内容についてはお答えしておりません」。

 ドラマはあくまでフィクション。芸能ジャーナリストの芋澤貞雄さんはこう話す。

「ゾンビ系のドラマは最近の世界的なトレンドで、方向性は間違っていません。そうした批判は竹内さんのイメージをよしとしない一部のクレーマーによるものでしょう」

 竹内は5月には初舞台となる主演ミュージカルが控えており、世間の評判とは裏腹に活躍の場を広げている。とはいえ、女性スキャンダルには今後も注意が必要なようだ。

「事務所スタッフが竹内さんを現場から送迎車で家まで送り届けたあと、運転手は竹内さんの自宅の電気がつくまでその場から立ち去らない。女性の元へ遊び歩かないかと、事務所はかなり注意を払っているようです」(芋澤さん)

 また、これまで数々のヒット作に出演してきた竹内だが、「陸王」では役所広司、「下町ロケット」では阿部寛、「テセウスの船」では鈴木亮平と、いずれも大物俳優の次のポジションにいたと芋澤さんは分析。

「実質、今ドラマが初主演でしょう。ミュージカルへの挑戦からもうかがえるように、アイドル売りから“本物の俳優”へと脱皮を図っている最中。今ドラマでその真価が問われるのではないでしょうか」

 まさに踏ん張り時だ。(本誌・秦正理)

週刊朝日  2021年1月29日号

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秦正理

秦正理

ニュース週刊誌「AERA」記者。増刊「甲子園」の編集を週刊朝日時代から長年担当中。高校野球、バスケットボール、五輪など、スポーツを中心に増刊の編集にも携わっています。

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