10人を超す希望者の名前があり、中には著名人もいた。大阪だけでなく、東京や横浜での接種もメモされている。

「誰もコロナに感染したい人はいません。もちろん打つ人の自己責任ですが、何度も言った通り本物のワクチンだから心配はありません。私が中国から持ち込んだワクチンを希望する人がいるのは事実です。それで救われることもある。日本は経済力があり、ワクチンを打ちたい人はたくさんいる。闇の商売というが、儲かるわけでなく、困っている日本人の友達への人助けだよ」(前出の中国人コンサルタント)

 田村憲久厚生労働相は、米ファイザーのワクチンについて、安全性と有効性が確認できれば、2月中旬には国内で承認するとの見通しを示した。菅義偉首相は2月下旬までに、ワクチン接種を開始する方針を示している。 (今西憲之)

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今西憲之

今西憲之

大阪府生まれのジャーナリスト。大阪を拠点に週刊誌や月刊誌の取材を手がける。「週刊朝日」記者歴は30年以上。政治、社会などを中心にジャンルを問わず広くニュースを発信する。

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