PCR「自主検査」入門 「格安センター」利用法と“もし陽性だったら” (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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PCR「自主検査」入門 「格安センター」利用法と“もし陽性だったら”

東京・JR新橋駅前の「新型コロナPCR検査センター」。12月はすでに予約でいっぱいだという

東京・JR新橋駅前の「新型コロナPCR検査センター」。12月はすでに予約でいっぱいだという

PCR検査の価格比較 ( )内は検査拠点など (週刊朝日2021年1月1-8日号より)

PCR検査の価格比較 ( )内は検査拠点など (週刊朝日2021年1月1-8日号より)

 安価でPCR検査を受けられる検査施設が増えている。さらに、医師ならば誰でも検査ができるようになる。台湾の電子機器メーカーのデルタ電子は、PCR検査法を用いた全自動の診断機器を開発。机上に置けるサイズにまで小型化した。わずか90分で結果がわかるという。同社日本法人の平松重義副社長がこう説明する。

「日本でもすでに機器は承認済みで、現在、試薬の臨床試験中です。1月末か2月には実用化できると思います。中小病院やクリニックでも購入できる価格に設定します」

 さて、気になるのは検査で陽性だった場合どうなるかだ。陽性者にメールされる木下グループの検査結果報告には、こう書かれている。

<感染拡大防止の観点から、公共交通機関のご利用は控えていただき、なるべく早く、最寄りの病院・クリニック等で再検査を受けてください>

<再検査の結果、陽性となりましたら、その病院・クリニック等から保健所に対して、発生届を出していただいて、保健所の指示に従っていただくこととなります>

 つまり病院やクリニックで再検査を受ける必要があるのだが、感染の疑いがあると診察を受け付けてくれないクリニックも少なくない。その場合、木下グループと提携する医療機関への紹介が可能だという。その際は「無症状病原体保有者」として無料の行政検査が受けられる。行政が集計する新規感染者数に数えられるのは、医師が陽性と診断してからだ。

「検査センターの結果だけでは保健所に届け出はできず、医師が陽性と診断してはじめて保健所への届け出の義務が生じます」(厚生労働省新型コロナ対策推進本部検査班)

 医療機関での再検査でも陽性だった場合、無症状や軽症なら自宅待機かホテルなど宿泊療養施設を利用することになる。東京都の場合、ホテル10施設を借り上げ、65歳未満で基礎疾患などのない無症状・軽症者を無料で受け入れている。現在2360室を確保し、900人前後が利用している。看護師が1施設当たり5~7人(日勤)常駐。自宅からホテルまでの移動や、病院への搬送が必要になった場合は都が用意した車を利用できる。


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