アンジャッシュの渡部建(C)朝日新聞社
アンジャッシュの渡部建(C)朝日新聞社
瀬戸大也(C)朝日新聞社
瀬戸大也(C)朝日新聞社

 数々の不倫スキャンダルが暴かれた2020年。特に衆目を集めたのが「多目的トイレ不倫」が露見したアンジャッシュの渡部建だろう。年末特番『ガキの使いやあらへんで!笑ってはいけないシリーズ』(日本テレビ系)の収録に参加したことがリークされると12月3日に「謝罪会見」に臨んだが、しどろもどろの対応で傷口を広げた。芸能評論家の三杉武氏は、復帰は遠のいたと見る。

「年末の『ガキ使』には袴田吉彦や原田龍二が出演して不倫をネタにしてきたのでそれを狙ったのでしょうが、渡部の場合は『相手女性に1万円札を突きつけた』などエピソードがひどすぎて笑えない。謝罪会見でも気転が効いたことを言えず印象を悪くするばかりで、火に油を注いでしまった」

 今後の唯一の希望は、相方の児嶋一哉だという。

「児嶋はドラマ出演や渡部をネタにしたトークで好感度を上げている。復帰には彼のフォローが欠かせません」(三杉氏)

 元衆議院議員の宮崎謙介氏には2度目の不倫が発覚。妻の金子恵美氏が『許すチカラ』と題した本を出版した翌月のことだった。夫婦問題研究家の岡野あつこ氏が語る。

「不倫のおかげでテレビに呼ばれていますから、したたか。世間が許さなくても、金子さんが惚れた弱みで許してしまうので、懲りずにまたやる。宮崎氏の妻への甘えとわきの甘さは直らないでしょう」

 不倫騒動はスポーツ界にも及んだ。東京五輪競泳男子日本代表の瀬戸大也にCAとの不倫が報じられると、瀬戸は所属していたANAとの契約を解除され、水泳連盟からは年内の登録を停止する処分を受けた。

「クリーンなイメージからのギャップが大きく、しかもスポンサー企業を連想させるCAに手を出した。アスリートもスポンサーありきの時代。今後は競技で好成績を収めても、以前のようなスポットライトは当ててもらえないのでは」(三杉氏)

 前出の岡野氏は、これらの不倫に共通する特徴をこう指摘する。

「渡部氏の妻の佐々木希さん、金子恵実さん、瀬戸氏の妻の馬淵優佳さんと、みんな奥さんがしっかりしている。出来過ぎた奥さんに甘えて外でやんちゃをしてしまうという、精神的に未熟な男性による浮気が多かったように思います」(本誌・岩下明日香)

※週刊朝日オンライン限定記事