ケイト・ブランシェットら豪華俳優陣で描く 愛のドラマ「ソング・トゥ・ソング」 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ケイト・ブランシェットら豪華俳優陣で描く 愛のドラマ「ソング・トゥ・ソング」

長沢明週刊朝日
監督 テレンス・マリック/25日から新宿シネマカリテほか全国公開/128分(c) 2017 Buckeye Pictures, LLC

監督 テレンス・マリック/25日から新宿シネマカリテほか全国公開/128分(c) 2017 Buckeye Pictures, LLC

監督 テレンス・マリック/25日から新宿シネマカリテほか全国公開/128分(c) 2017 Buckeye Pictures, LLC

監督 テレンス・マリック/25日から新宿シネマカリテほか全国公開/128分(c) 2017 Buckeye Pictures, LLC

「天国の日々」「ツリー・オブ・ライフ」など熱狂的なファンを持つテレンス・マリック監督の最新作「ソング・トゥ・ソング」。出演はほかにケイト・ブランシェット、ホリー・ハンターなどアカデミー賞主演女優賞受賞者が勢ぞろいする豪華さだ。

【映画「ソング・トゥ・ソング」のワンシーンはこちら】

 アメリカで指折りの音楽の街オースティン。ロックバンドでギターを弾いているフェイ(ルーニー・マーラ)は、まだ本当にやりたいことや真実の愛に巡り合っていない。成功した大物プロデューサーのクック(マイケル・ファスベンダー)と秘かに付き合い、パーティー三昧の日々を過ごしている。ある時、売れないソングライターのBV(ライアン・ゴズリング)がフェイに想いを寄せてくる。

 3人で出かけたメキシコ旅行で、フェイとBVの親密さに嫉妬したクックは、ウェートレスのロンダ(ナタリー・ポートマン)を誘惑。彼女を享楽的な世界へ引き込もうとする。愛と裏切りの中で歪んでいく4人の関係。そんな中で悲劇が起きる……。

本作に対する映画評論家らの意見は?(★4つで満点)

■渡辺祥子(映画評論家)
評価:★★★
マリックならではの透明感のある映像が醜さや欲望などを美しく包み込み、音楽業界の少し特異な空気感の中で人間の営みが静かに進む。女1人と男2人にもう1人の女が加わる物語は普通の恋愛映画として完結する。

■大場正明(映画評論家)
評価:★★★
「聖杯たちの騎士」に続いて、ショービズやセレブの世界を独自の視点で切り取る。ミュージシャンとミルトンの『失楽園』を結びつけ、ライブ映像を多用する自由で大胆な構成は、マリックでなければ思いつかない離れ業。

■LiLiCo(映画コメンテーター)
評価:★★★
テレンス・マリックの世界にいつも入れない。キャストは素晴らしいのに、最高の演技なのに、と思ってしまう。でも途中の、どう見られたいか演じているのかも、のくだりは好きです。考えさせられますしハッとさせられます!

■わたなべりんたろう(映画ライター)
評価:★★★
大好きな監督ゆえに厳しくなるが、確かにここには監督ならではの映像世界がある。しかし、近作に顕著なようにナレーション及び独白が心情を語りすぎると、闊達自在な映像と乖離を始める。出演者の魅力に星一つ追加です。

(構成/長沢明[+code])

週刊朝日  2020年12月25日号


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