神宮寺:あ、あります。

堂本:ハハハ。たぶん神宮寺は気遣いなんだよね。裏で努力するタイプというか。いいぞ、悩め悩め~って(笑)。

神宮寺:(笑)。去年までは、舞台上で演じる時に、歌と芝居が二つに分かれていたんです。だけど何度も稽古させてもらう中で、光一君から「歌うように芝居をする」とか「芝居をするように歌う」っていうことを学びました。

堂本:ほんとは稽古の時間をもっととれたらいいんだけどね。いろんな演出の仕方があるけど、去年は時間がなさすぎて「ここに立ってこうやって」って細かく指定するような演出だった。本来はもっと、それぞれが探していく作業が一番楽しいはず。ショー的な要素も少しまとめていって、一貫性のある形にできたらいいな。それをすればするほどジャニーさんには怒られると思うけど。まあ僕が関わったからには仕方ないということで……(笑)。

岸:僕は光一君のことを、本当に尊敬しているんです。「Endless SHOCK」に出る時も、ジャニーさんから「とにかく光一から盗めるものは盗め」って言われて。後輩たちのために愛のある教えをしてくださったり、大切な時間を後輩のために使うという人間性も愛しています。稽古の時もそうですけど、光一君って、(演技が)「違う」という時、顔を見たらすぐわかる。いい時とダメな時の、飴と鞭の使い分けがすごいんです。

堂本:うわ~、そんな嫌な感じ?(笑) 注意しないと……。

岸:いやいや、僕たちそれがほんとに嬉しいんです! 去年の初日、光一君が楽屋に来てくださって「よかったよ!」って、熱い握手とハグをしていただいた時は、目頭が熱くなりました。

神宮寺:うん、ほんとに嬉しかった。握手もあたたかかったし……。

(構成/本誌・松岡かすみ)

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週刊朝日  2020年12月25日号より抜粋

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松岡かすみ

松岡かすみ

松岡かすみ(まつおか・かすみ) 1986年、高知県生まれ。同志社大学文学部卒業。PR会社、宣伝会議を経て、2015年より「週刊朝日」編集部記者。2021年からフリーランス記者として、雑誌や書籍、ウェブメディアなどの分野で活動。

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