「渡鬼」新作ではコロナ描く…94歳現役・石井ふく子「あんまり深刻にはしない」

2020/12/06 11:32

林:私、「日曜劇場」を見るのが楽しみでした。いろんな名作シリーズがありましたよね。森光子さんの「天国の父ちゃんこんにちは」(66~78年、不定期放送)とか、石井先生と橋田先生の「おんなの家」(74~93年、不定期放送)とか。あと、「女と味噌汁」(65~80年、不定期放送)とか。池内淳子さん演じる芸者さんが、お味噌汁をつくってライトバンでお店を出すんですよね。長山藍子さんが可愛かったです。

石井:遠藤周作先生もゲストで出たんですよ。お客さんの役でお出になっていただいたんです。

林:そうなんですか。遠藤先生、演劇がお好きでしたからね。「渡る世間は鬼ばかり」(90年~)も長いですよね。そろそろギネスに載るんじゃないですか。

石井:もう30年ですからね。「日曜劇場」を単発で1877回やったら、スポンサーが「連続ドラマをやりたい」と言ってきたんです。私、連続ものはやりたくなかったので、「誰かほかの方に」と言って香港に遊びに行っちゃったら、編成の人が追っかけてきて「どうしても1年間の連続ものをやってほしい」って言うんです。それで東京に帰ってきて、橋田さんに「やれますか?」って聞いたら、「いいわよ」と言ってくださって、どういうドラマにしようかと考えてたら、局のほうから「二人で海外旅行に行きながら案を練ってください」って言われて。

林:まあ、ぜいたくな。どこへ行かれたんですか。

石井:橋田さんがバンコクに行きたいと言うからバンコクに行ったんですけど、私、熱を出して4日間寝込んじゃって、橋田さんにはその間コーディネーターをつけていろんなところに行って遊んできていただいて、私は寝ながらずっとドラマについて考えたんです。そして4日目に橋田さんに「こういうものをやりたいけど、どうですか」と言ったら、「やろう」って言って、それで二人でやり始めたんです。

林:岡倉家の物語は、石井先生の発想から始まったんですね。

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