そのような中で、日本国内においても感染者が広がる中で医療機関が本当に懸命になって誠心誠意、重篤者・重症者の治療に当たることをしているわけですね。これはとにかく重症者が増えれば増えるほど病院自体がひっ迫、病床をどんどんそれで取っていきますから大変なことになるわけです。そして今、つい最近また感染者数が非常に増えてきて、しかもリスクが高いといわれている高齢者にも感染者が多くなってきました。こういう中で、病院の受け入れ、それからそれに当たるスタッフの人たちのことが非常に気にかかっています。そしてまた本当に日夜献身的にですね、このことに従事している医療関係者には頭の下がる思いであります。

 このCOVIDはそういう医療の問題とともに経済活動への影響も非常に大きいですね。やはりこれによって、様々な業種・職種で大変な思いをしている人たちがたくさんいるということも私にとっては心配です。例えば本当に総論的にそいうことが分かっていますけれども、実際に私の知っている、例えば馴染みのあるお店自体が閉店になったりとか、それからそうですね、例えば、農業生産をしている人たちが取引をしているところがクローズしているために困っているとかですね、そういう話を実際、そういう立場になっている人たちからの話を聞くと、より一層その深刻さというものを感じるようになりました。

 あとそうですね、この間例えば中学生であったりとか、高校生であったり、それから大学生であったり、様々なその全国規模のコンクールとか大会とか、そういうものが中止になっています。とにかくその人たちにとっては本当に短い期間しか、そこに参加することができないわけです。そういう人たちにとっても、このコロナ禍というのは非常に残念なことだっただろうと推察しています。そしてもちろんそういう全国的な催物もそうですけれども、学校における授業、これも例えば大学などは今でもオンラインで行ったりしていますね。そうするとそういうものというのは、個人個人の通信環境によってもかなり左右されますし、いろいろなところで必ずしも全員が平等にできるわけではないのではないか、ということを思ったりもいたしました。

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眞子さまと話し合う機会も