“ニコール・キッドマンの変貌”に注目 「ストレイ・ドッグ」で刑事役を熱演 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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“ニコール・キッドマンの変貌”に注目 「ストレイ・ドッグ」で刑事役を熱演

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監督 カリン・クサマ/TOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開中/121分(c) 2018 30WEST Destroyer, LLC.

監督 カリン・クサマ/TOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開中/121分(c) 2018 30WEST Destroyer, LLC.

監督 カリン・クサマ/TOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開中/121分(c) 2018 30WEST Destroyer, LLC.

監督 カリン・クサマ/TOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開中/121分(c) 2018 30WEST Destroyer, LLC.

 監督は、「ガールファイト」をはじめ、発表する作品が様々な映画祭で絶賛される日系女性監督のカリン・クサマ。本作「ストレイ・ドッグ」で激しい暴力シーンにも果敢に挑んだキッドマンは、ゴールデングローブ賞の主演女優賞にノミネートされた。

【写真】映画「ストレイ・ドッグ」の場面カットはこちら

 ロサンゼルス市警に勤める刑事エリン(ニコール・キッドマン)。若き日の美しさは遠い過去のものとなり、今は酒に溺れ、署の同僚や別れた夫、16歳の一人娘からも疎まれる孤独な日々を送っていた。

 ある日、彼女のもとに差出人不明の封筒が届く。17年前、砂漠地帯に巣くう組織への潜入捜査を命じられたエリンは、そこで取り返しのつかない過ちを犯し、捜査は失敗。その罪悪感は今なお彼女の心身を蝕んでいた。封筒の中身は紫色に染まった一枚のドル紙幣──それはかつて逃した組織のボスからの挑戦状だった。忘れることのできない過去の出来事に決着をつけるため、犯人を追う一匹の野良犬(ストレイ・ドッグ)と化したエリンは、再び灼熱の荒野へ向かうが……。

本作に対する映画評論家らの意見は?(★4つで満点)

■渡辺祥子(映画評論家)
評価:★★★
17年前の潜入捜査で重い荷を背負った刑事の役をニコール・キッドマンがやり過ぎ気味に演じる。唯一の心の支えはいま16歳になる不良娘への愛。刑事ドラマを借りた中年女性の後悔と反省は痛すぎて見る側まで痛くなる。

■大場正明(映画評論家)
評価:★★★
キッドマンの変貌ぶりにまず度肝を抜かれる。ヒロインに何が起こったのかと、どう決着をつけるのかが並行して描かれていくので、娘との関係を含めすべてが終盤に集約され、彼女が背負ったものの重みがズシリとくる。

■LiLiCo(映画コメンテーター)
評価:★★★
なるほど、そういうことねと声を出しそうになりました。展開は面白い。もうちょっとスピーディーでも良かったかも。気になったのは、今回“ニコール・キッドマンすごいよ”が売りだけど、だいぶ化粧に助けられてますよ。

■わたなべりんたろう(映画ライター)
評価:★★★★
深い虚無を内に抱えながら、同僚で恋人の復讐に燃える刑事をキッドマンが激演。よくある刑事ドラマかと思っていたら、内面の葛藤と生死をサイケデリックに描いた力作で嬉しい驚き。後々、カルト映画になるかもしれない。

(構成/長沢明[+code])

週刊朝日  2020年11月6日号


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