佳子さまは、昨年3月にICUを卒業してからは、眞子さまや他の女性皇族のように団体などに勤務はしていない。コロナ禍のいまは、祭祀や宮内庁職員などへの宮邸でのご会釈のほかは、オンライで省庁や団体からの説明を受けて公務にのぞんでいる。

 9月からは、オンラインでの単独公務も再開。9月27日は、ウェブ上で「全国高校生手話パフォーマンス甲子園」の開会式が行われた。佳子さまの手話を用いて激励したメッセージ動画は、ユーチューブを通じて公開された。

 また、10月10日には、日本でもガールスカウト運動100年を記念する「国際ガールメッセ」の式典をオンラインで視聴。収録したビデオメッセージを流す形で、佳子さまも参加した。

 宮内庁から提供された公務の映像をみると上品にうなずきほほ笑む、「皇族らしい」佳子さまが映っている。
 
 常識的に考えれば、コロナ禍で身体や精神面、また経済面でも苦しむ人びとが数多くいるなかで、皇室メンバーがダンスレッスンに通うことは難しいだろう。しかし、佳子さまのこれからの長い人生のなかでダンスが心の支えになるのならば、あきらめずに続けて欲しい。(本誌 永井貴子)

※週刊朝日オンライン限定記事