浸水リスクない「安全な駅」の見分け方 「京浜東北線」が鍵を握るワケ (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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浸水リスクない「安全な駅」の見分け方 「京浜東北線」が鍵を握るワケ

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吉崎洋夫,松岡瑛理週刊朝日
99年に集中豪雨で冠水した博多駅前 (c)朝日新聞社

99年に集中豪雨で冠水した博多駅前 (c)朝日新聞社

 今年も豪雨の被害が相次ぐなか、警戒したいのは大都市圏の駅の浸水リスク。人口が集中する東京23区や大阪市で安全な駅はどこなのか。鉄道と地形に詳しいフリーライターの内田宗治さんは、こう話す。

【独自調査】東京23区・大阪市“水没する駅”リスト一挙公開

「東京は西の武蔵野台地と東の低地に分かれており、大規模な洪水の点では台地が比較的安全だ」

 JR上野駅を訪れると、実感できる。上野公園は武蔵野台地の上にある。公園から御徒町方面を見ると下町が広がる。ハザードマップを見ても、上野駅の西側には浸水のリスクがないが、東側は浸水リスクの地域が広がる。

 実は、この台地の崖の下を走っているのがJR京浜東北線だ。上野駅から赤羽駅方面に向かうと、左手に崖が、右手には下町が見える。

「明治10年代に上野から大宮・前橋方面に線路を通すとき、平地のほうが線路を建設しやすいと考えて、崖の下に沿って線路が通った」(内田さん)

 京浜東北線よりも西側が安全の一つの目安だ。

 内田さんはこうも語る。

「戦後にできた埋め立て地は高台になっているところが多い」

 JR京葉線は東京湾沿岸を走るが、潮見駅~葛西臨海公園駅では浸水リスクがない。同様に東京湾沿いを走るゆりかもめの各駅もリスクがない。

「近年の埋め立て地は海面よりある程度高くなるように配慮されて造られている。それに対して、都内の例では、内陸を走るJR総武線などは海辺の京葉線よりも標高が低くなっている。この数メートルの差は水害時には大きい」(内田さん)


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