菅氏の座右の銘は『意志あれば道あり』。遊佐市議は、菅氏から教わった人生訓を心に刻み、今も実践しているという。

「菅さんは1対1の関係を重んじる人。ずっと教えられて来たことは『絶対に人に見返りを求めるな。今、与えられたことを全力で頑張っていれば、いつか必ず、誰かが見ていて、むくわれる』ということと、『自分で決断し、信じた道を一生懸命、突っ走れ。意志を強く持っていれば必ず、道はひらける』でした」(遊佐市議)

 菅氏の選挙区は神奈川2区。地元の体制は盤石だという。

「神奈川2区は自民党の県議と市議、秘書の関係が日本一強固だと思います。官房長官の7年8カ月、なかなか地元に帰ってくることがかなわないので、地元にいる議員や秘書を信用してくれていて、日々、任されている」(同)

 そんな菅氏だが、秘書たちと飲みに行くこともあるのかというと、「この7年8カ月、飲み会なんてないです。菅さんは危機管理の責任者ですし、お酒を飲めないですから」(同)。

 パンケーキなど甘いものが好きで、アルコールはダメなそうだ。ファーストレディになるかもしれない真理子夫人については、

「奥さんは普段はあまり事務所に来ません。選挙の時には選対事務所に来ますけど」

 遊佐市議らが、強固な結束で地盤を支えているようだ。

(本誌・上田耕司)

※週刊朝日オンライン限定記事

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上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

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