林:アメリカでもモテモテだったんですか。

ゆきぽよ:違う意味でモテモテでしたね。男性からモテるというよりも、ペット感覚でした。男性も女性もみんな大きくて、私は子どもサイズになっちゃうから、どこへ行くにもでっかい男の人の肩車で移動したり、すごいペット扱いでした(笑)。

林:へえ~。でも肌がこんなにきれいな人って、向こうの人にとっては驚異じゃなかったですか。

ゆきぽよ:確かに肌がブツブツの人は多かったです。ソバカスがあったり、シミだらけだったり。

林:英語は大丈夫だったの?

ゆきぽよ:全然ダメでした。ケータイも使えなくて、辞書も持ってっちゃいけないから、何とか踏ん張ってという感じでしたね。

林:何かのインタビューを読んだら、「絶対にハリウッドに行く」と言ってましたけど、それはアメリカに行った経験から考えたことですか。

ゆきぽよ:いや、16歳のときのインタビューでもそれを言ってたんですよ。20歳ぐらいでバラエティー番組に出て、ママタレントとして頑張って、そのあとにハリウッドに行くという目標を年表にして書いてたんです。今、1個目の「バラエティー番組にタレントとして出る」という夢をかなえてるから、次はママタレになって、そのあとハリウッドに行きたいなと思ってます。

林:ハリウッドに向けては着々と準備してるんですか。オーディションを受けたり。

ゆきぽよ:いや、ぜんぜんしてなくて、今とりあえず目の前の日本の仕事を頑張ってやって、落ち着いて自分の感覚をつかめたら、ハリウッドに行けるようになりたいなって思ってます。

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ゆきぽよ/1996年、神奈川県生まれ。日本人の父と、フィリピン人とスペイン人の間に生まれた母を持つ。ファッション誌「egg」で読者モデルデビュー。2017年、Amazonプライム・ビデオ配信のウェブ番組「バチェラー・ジャパン」に参加。翌年、本家アメリカの「THE BACHELOR WINTER GAMES」「BACHELOR IN PARADISE」に参加。全米放送のテレビCMにも出演しアメリカ人気ナンバーワンギャルと称される。YouTubeで「ゆきぽよTV!」も展開中

(構成/本誌・松岡かすみ 編集協力/一木俊雄)

週刊朝日  2020年9月11日号より抜粋