マヌカハニーから除草剤グリホサート検出 「基準値以下」でも残る不安 (3/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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マヌカハニーから除草剤グリホサート検出 「基準値以下」でも残る不安

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永井貴子週刊朝日
コロナ禍で抗菌作用が注目されるハチミツ。写真はイメージです(撮影・堀井正明)

コロナ禍で抗菌作用が注目されるハチミツ。写真はイメージです(撮影・堀井正明)

ニュージーランドのマウント・クック。豊かな自然が観光資源となっている(撮影・堀井正明)

ニュージーランドのマウント・クック。豊かな自然が観光資源となっている(撮影・堀井正明)

 食品の農薬汚染問題に詳しい、川田龍平参議院議員は、こう警告する。

「わたしは、NZのマヌカハニーの件が、残留基準値以下だったとしても、発がん性など人体への影響が指摘されている農薬が検出されたこと自体が重大な問題だと考えています」

 というのも19年に川田議員は、元農林水産大臣の山田正彦氏や社会民主党・福島瑞穂参議院議員など超党派の国会議員らとともに「体内残留農薬検査プロジェクト」を発足させた。このとき28人の国会議員の毛髪をフランスの検査機関に出して体内の残留農薬を検査したところ、28人中21人から、グリホサートを含む13成分の農薬などが検出されたという経験をしている。

「自分の髪の毛からも、2成分が検出されました。普段から有機栽培の食物を購入するなど健康には気をつけていたはずなのに、とがくぜんとしました。口から入った農薬が、自身も知らないうちに体内に広がり蓄積されているわけです」

 今回の報道で、人びとが食べ物に対する安全に対してより意識が高まり、規制に進むきっかけになってほしい、と話す。

 農薬汚染もさることながら、食品そのものの真偽に目を向けることも大切なようだ。先の中村氏もこう指摘する。
「NZでは、マヌカハチミツの輸出量は生産量の10倍などと、揶揄(やゆ)されています。最近のマヌカハニーは純粋なマヌカの単花蜜よりも、マヌカの花粉がほとんど含まれないマヌカ入り百花蜜が多い状況です。そうしたなか、NZ政府は新たな品質規格を運用して、市場価値の改善を目指すべく取り組んでいます」

 なんの疑問もなく食べ物を口に入れる前に、立ち止まって考えることが大切になってきそうだ。

(本誌・永井貴子)

*週刊朝日オンライン限定記事


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