“長生きリスク”に年金は? 50歳女性の2人に1人が97歳まで生きる!? (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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“長生きリスク”に年金は? 50歳女性の2人に1人が97歳まで生きる!?

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村田くみ週刊朝日
年金改正法の内容 (週刊朝日2020年8月14日‐21日合併号より)

年金改正法の内容 (週刊朝日2020年8月14日‐21日合併号より)

年金改正法の主なポイント (週刊朝日2020年8月14日‐21日合併号より)

年金改正法の主なポイント (週刊朝日2020年8月14日‐21日合併号より)

 人生100年時代となった今、90歳代後半までの人生設計が必要になるという。その理由を専門家に聞いた。

【年金改正法の主なポイントはこちら】

「会社一筋で働いてきたので、定年後はゆっくりしたいと思っていたのですが、貯金が少ないので、どうしようか悩んでいます」

 まもなく定年を迎える会社員のAさん(59)は、妻(58)と二人暮らし。子どもたちはすでに独立して、老後は趣味を楽しみ夫婦二人で旅行に行きたいと思っていたところ、金融資産が思ったより少ないことに気がついた。

 貯金が1千万円程度しかたまらなかったのは、子どもの教育費が必要以上にかかってしまったから。住宅ローンは完済したが、「退職金をもらってこのまま完全リタイアしてもいいのか」と、先の長い将来が不安になった。Aさんのような不安を抱えた人は多いのではないだろうか。

「人生100年時代に備えて、元気なうちはできるだけ働き、“年金のもらい方”を見直したほうがいいでしょう。金融資産が少なくて『老後の生活が不安だ』という人は多いと思いますが、悲観することはありません。年金の制度が変わったことで、工夫すれば年金を増やして資産寿命を延ばせます」

 そうアドバイスするのは、『資産寿命 人生100年時代の「お金の長寿術」』(朝日新書)の著者で、経済コラムニストの大江英樹さん。

 これまでの“働けば働くほど年金を損する”制度が大きく変わろうとしている。60歳以降の定年後、希望すれば65歳まで会社に残って働けることになった。今年3月31日には、「改正高年齢者雇用安定法」が成立し、来年4月から企業に対して70歳までの雇用が努力義務化された。さらに先の国会で成立した「年金改正法」は、どの立場の人にとっても年金を増やせるメリットがあるという。

 2022年4月から順次施行されるので、あと1年半じっくり準備をしたい。

「今回の改正で一番大切なのは、非正規やパート社員の人にとってメリットが出てくることですが、一方、定年間近の人にとってもメリットは大きいのです」(大江さん)


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