「毎回、配達ごとにメッセージの内容は変えています。みなさんから、こちらの事務所に写真入りの感謝のメッセージが届いたり、お手紙をいただいたりしています。手越さんも喜んでますよ。当初、プロジェクトは8月末までの予定でしたが、みなさんからより延長して欲しいというご要望をいただいておりまして、新たに資金を集め、期間を延長できる見通しです」(星野副代表)

 一方、手越がボランティアで弁当を配るシーンを撮影しようと、テレビなどの報道陣の「追っかけ班」なるものが出ている。手越が乗る自転車を、追っかけ班も自転車で一斉に追いかけていた。

「手越くんの自転車は、輸入したものを日本向けに改良したらしく、2、3回軽くペダルを踏んだだけで、スーッと前へ進んで行く。報道陣は普通の自転車なのでペダルも重く、追っかけるのも、汗びっしょりで、疲れるようです」(報道陣の一人)

 手越は、これとは別のボランティアとして、7月25日に東京都江戸川区で開かれた中高生のサッカー教室で、ゲスト講師として招かれ、指導した。

「手越自身、学生時代はサッカーに明け暮れていたそうで、今では自分のフットサルチームを持つほど情熱をかたむけているスポーツ。これからもサッカーには関わりを持っていきたいと話してました」(報道関係者)

 今後の活動について前出の知人が語る。

「人気YouTuberのヒカルさんやホリエモンこと堀江貴文さんとのコラボの企画も出ているようです。8月5日には自身の半生やNEWSのメンバーとのことを綴り、ベッドでのヌード写真も収録したフォトエッセイを刊行します。年末にはディナーショーも開きたいと言っている。古巣のジャニーズも昔のように、所属タレントが退所したからと言って、目の敵にするようなことはなくなりつつある。もはや、手越くんはジャニーズを気にすることなく、イケイケドンドンですよ」

 手越の天真らんまんな面白さを、新たな世界で楽しみたい。(本誌・上田耕司)

※週刊朝日 2020年8月14‐21日号に加筆

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上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

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