そのほか、上腕二頭筋を鍛えられる腕立て伏せも有効。これもつらければ無理をせず、壁やテーブルに手をついた形で試してみよう。

 こうした運動は、例えば、「週3日ウォーキング、4日筋トレ」というように、組み合わせて実践していきたい。

 最後になるが、禁煙も必要。たばこに含まれるアルデヒドなどの有害物質もまた、AGEを大量につくりだすからだ。

 うれしいことに、糖化予防を心がけると、若々しい肌が戻ってくるそうだ。「皮膚は内臓の鏡」でもあるので、それはつまり内臓も若返っている証しともいえる。糖化を予防して若々しさを手に入れるか、あきらめて老化の道を突き進むか──。それはあなた次第だ。(本誌・山内リカ)

週刊朝日  2020年8月7日号より抜粋