ジム・ロジャーズが“米国株”に投資しない理由 良い兆候が見られない? (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ジム・ロジャーズが“米国株”に投資しない理由 良い兆候が見られない?

連載「2020年、お金と世界はこう動く」

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ジム・ロジャーズ

ジム・ロジャーズ

ウォーレン・バフェット氏 (c)朝日新聞社

ウォーレン・バフェット氏 (c)朝日新聞社

「世界3大投資家」の一人とされるジム・ロジャーズ氏の本誌連載「世界3大投資家 ジム・ロジャーズがズバリ予言 2020年、お金と世界はこう動く」。今回は、米国株に投資しない理由について。

【写真】世界一の株式投資家 ウォーレン・バフェット氏

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 世界一の株式投資家であるウォーレン・バフェットは、新型コロナウイルスで世界経済が打撃を受けた後も、米国株に投資せよと言っている。「何事も米国の成長を止めることはできない」とも言っている。

 彼はナイスガイで、非常に賢い。そして、成功している。米国株への発言も、若い時からずっと同じことを言ってきた。それを、現在でも話している。

 もし、あなたが米国で何が起きているかを詳しく知っているのなら、投資先として魅力的に思えるだろう。あなたの得意分野の分析と投資先の将来性が一致するなら、全力でそこに投資すべきである。

 しかし、私は米国に関しては同じやり方をとらない。2020年6月の時点で、私は米国株に投資していない。米国株はいつも高値で、さらに史上最高値を更新し続けてきたからだ。

 日本株は、1989年末に3万8915円まで値上がりしたが、現在はその5~6割程度にとどまっている。中国株も値崩れし、史上最高値の6割ぐらいだ。中国株も高くないと言える。

 私は、安い物を買うのが好きだ。たとえば、ロシアは世界中から嫌われていて、誰もロシアに投資しようとしない。だから、私はロシアに投資する。新型コロナの影響で、どの国も変化が求められているのと同じように、ロシアでも変化が加速すると考えているからだ。

 私も米国人だから、米国で良い兆候が見えたら、間違いなく米国株を買う。だが、今の時点でそのような材料は見当たらないのが実情だ。私は、米国株を買うよりも、値下がりしている企業や国に投資するほうが好きだ。

 私が米国株に投資しないのは、別の理由もある。米国は、新型コロナの問題にうまく対応できていない。米国は感染拡大がはじまる20年初頭の時点で、世界の歴史の中で最大の債務国だった。それなのに、新型コロナ対策でさらに何兆ドルという債務を積み上げた。


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