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DeNA・ラミレス監督の采配がやり玉に挙がる理由

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梅宮昌宗週刊朝日
DeNAのラミレス監督(C)朝日新聞社

DeNAのラミレス監督(C)朝日新聞社

 就任5年目のDeNA・ラミレス監督に対する逆風が強まっている。7月17日からの巨人3連戦(横浜)で同一カード3連敗を喫して借金生活に。敗因として指揮官の采配がやり玉に挙げられている。

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 ラミレス監督の采配の特色はシビアであることだ。16日の中日戦(ナゴヤドーム)では先発の3年目右腕・中川虎大を1回1失点で即交代。18日の巨人戦(横浜)では今永昇太が二回までに3失点を喫すると、バッテリーの呼吸が合っていないと正捕手の伊藤光を三回から交代し、翌19日に登録を抹消した。同日の巨人戦(横浜)では1点リードの九回に守護神・山崎康晃が適時内野安打で同点に追いつかれると、国吉佑樹にスイッチ。国吉が岡本和真に決勝弾を浴び、5連敗を喫した。

 結果論で責めるのは酷かもしれない。だが、首をかしげるような発言も。19日の同戦。1点リードの二回1死一塁で、投手の平良拳太郎が打席に入ると右飛に倒れた。一塁走者は足の速い乙坂智だったため、犠打、ランエンドヒットなど好機拡大に様々な選択肢があった。淡白な攻撃が物足りなく映ったが、指揮官は「バント以外のサインを出そうとしたけど、平良がそれを知っているか定かではなかったのでそのまま打たせた」と説明。サインが選手に浸透していないのはプロとしてあり得ないだけに、批判の声が高まった。

 ラミレス監督は就任以来4年間で3度のAクラス、昨年は2位と決して悪い成績ではないが、周囲の見方は違う。スポーツ紙の遊軍記者はこう分析する。

「多くのプロ野球OBが指摘するように、戦力で見るなら巨人よりDeNAのほうが上です。本来なら昨年優勝しなければいけなかった。昨オフに筒香嘉智が退団し、新外国人のオースティンも故障で離脱していますが、投打のバランスはセ・リーグの中で一番いい。実際、今年は梶谷隆幸が復活して打率3割を超え、筒香に代わる新4番の佐野恵太も打率3割5分を超えるハイアベレージ。ソト、宮崎敏郎も好成績をマークしている。普通にやれば勝てる戦力なのに、野球が雑なために試合を落としている印象があります。ラミレス監督のままでは勝てないという見方は少なくありません」

 まだ巻き返すチャンスは十分にある。十分に戦える戦力は整っているだけに勢いに乗れば強い。DeNAファンの不安を払拭(ふっしょく)できるか。ラミレス監督の采配が注目される。(梅宮昌宗)

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