林:そのころから、“ふつうの青年”のときってなかったということですね。

三浦:仕事はずっと続けてました。

林:三浦さんがJRの駅員に扮した大きなポスターが、全国津々浦々に貼られていたのを覚えてますよ。

三浦:東北新幹線の新青森駅開業のポスターだったと思うんですけど、あれはすごくいいコマーシャルでしたよね。僕も好きです。20歳ぐらいでしたね。

林:最近は役の幅が広がってきたとおっしゃってましたけど、今年、舞台は「キンキーブーツ」と「罪と罰」もなさったんですね。主役のラスコリニコフを。

三浦:はい。「罪と罰」のあとに、「キンキーブーツ」をやらせてもらいました。

林:舞台と映像と、どちらが向いてると思ってます?

三浦:どうなんでしょうね。おもしろい作品に参加したいなと思っていて、どちらでも輝きたいなと思ってますね。

林:そしてドラマ「TWO WEEKS」(フジテレビ系)もすごい人気ですね。

三浦:ありがとうございます。

林:うちの大学生の娘が、ずっとドラマを録画して熱心に見てますよ。このごろの若い子は、テレビも録画して見るんですよね。彼女、「いいドラマほどみんな録画してるんだよ。録画しないのはジジババが見るドラマだけ」なんて言ってましたけど(笑)。

三浦:ハハハハ、おもしろいお嬢さんですね。

林:ふだん、お酒とか飲みに行ったりする時間はあるんですか。

三浦:はい、普通にありますよ。

林:これから、そういうところも含めて出会いがあるといいですね。

三浦:アハハハ、そうですね。いい人に出会えればいいなと思います。

林:でも、スターの人ってふつうの女の子と出会うチャンスなんてないですよね。

三浦:まあそうですね。向こうとしては著名人としての認識から始まりますからね。

林:三浦さんぐらいになっちゃうと、ファンの人も近づけないしね。そのうち、(小泉)進次郎さんみたいに突然「エッ!」みたいなことがあるかもしれない(笑)。

三浦:アハハハ。

林:どういう人と結婚されるのか、すっごい楽しみ。

三浦:結婚しないかもしれないですけどね。

林:ファンの人はそれを望んだりもしますけどね。ずっとカッコよく一人でいてくださることを願って。

三浦:考えておきます(笑)。

※週刊朝日  2019年9月27日号より抜粋