「私の言うことは信じるな」ジム・ロジャーズが実践“投資成功のコツ” (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「私の言うことは信じるな」ジム・ロジャーズが実践“投資成功のコツ”

連載「2020年、お金と世界はこう動く」

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ジム・ロジャーズ週刊朝日#ジム・ロジャーズ
ジム・ロジャーズ

ジム・ロジャーズ

日銀の黒田東彦総裁 (c)朝日新聞社

日銀の黒田東彦総裁 (c)朝日新聞社

「世界3大投資家」の一人とされるジム・ロジャーズ氏の本誌連載「世界3大投資家 ジム・ロジャーズがズバリ予言 2020年、お金と世界はこう動く」。今回は、投資の手法について。

*  *  *
 新型コロナウイルスの感染拡大から始まった世界同時不況は、これまで誰も経験したことのない、歴史上最悪のものになる。私は、これまで繰り返しそのことを指摘してきた。

 では、この危機を克服するにはどうすればいいか。今回は、私が実践していることについて語りたいと思う。

 最も大切なことは、他人の言うことを真に受けてはいけないということだ。私は、これまで誰かが勧めてきたことを実践するたびに、損をしてきた。投資先を決めるときは、あなた自身が詳しく知っているものにだけ投資すべきなのだ。

 仮に、テレビや新聞、インターネットなどで著名人が言ったことをまねて投資をしたとしよう。おそらくあなたは、たくさんのお金を失うことになる。誰の言うことも聞いてはならない。私の言うこともだ。

 誰しも、1週間で裕福になりたいと思う。誰しも、簡単に儲けることのできる“おいしいコツ”を欲しがる。しかし、それは投資の手法としては正しくない。

 古い話をしよう。1970年代、私は積極的に原油に投資していた。当時の原油は1バレル3ドル程度。誰も見向きもしていなかった。「原油に投資するなんてバカだ」と言われていた時代だ。

 原油に投資する理由をたずねてきた人もいた。そのとき、私は原油が可能性のある投資先であることについて、自ら調べ、学んだことを伝えた。それでも彼らは理解を示さなかった。私に原油投資をやめるよう、忠告してきた人もいたほどだ。彼らは、私が伝えたことを、自ら調べなかった。結果がどうなったかは言うまでもないだろう。原油は高騰した。

 ある個人が、人生において投資先として持つことができるのは、20程度しかない。あなたが何かに投資をしようとするなら、慎重に、とても慎重に投資先を選んでほしい。


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