沖縄の「やっぱりステーキ」東京進出で下克上も 「いきなり」はダメ? 熱き戦いのルポ (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

沖縄の「やっぱりステーキ」東京進出で下克上も 「いきなり」はダメ? 熱き戦いのルポ

このエントリーをはてなブックマークに追加
池田正史週刊朝日
「いきなり!ステーキ」の店舗(ペッパーフードサービス提供)

「いきなり!ステーキ」の店舗(ペッパーフードサービス提供)

東京1号店となる「やっぱりステーキ」の吉祥寺店=東京都武蔵野市

東京1号店となる「やっぱりステーキ」の吉祥寺店=東京都武蔵野市

ペッパーランチの店舗(C)朝日新聞社

ペッパーランチの店舗(C)朝日新聞社



「都内1号店を吉祥寺にしたのは、住んでいる人や働いている人、訪れる人がバランスよく混在し、年齢層も幅広いと感じたからです。当社がめざしている『ステーキの大衆化』を実践する場として最適だと考えました」(広報担当者)

 新型コロナの影響で開店時期が当初計画より遅れたものの、1日当たり来店者数は300~350人を維持しているという。

 同社の特徴もまた、手頃な価格帯と効率的な店舗運営にある。例えば、赤身のミスジ肉を、溶岩石を使ったプレートで焼き上げる看板メニュー「やっぱりステーキ」は、150グラム1千円程度。「いきなり!ステーキ」の中心メニューと比べても、少量から注文できるうえ割安だ。ラーメンの「替え玉」のように、ステーキを「替え肉」として追加注文できる。ライスやスープ、サラダもセットで付き、食べ放題だ。支払いは食券制で、サラダや飲み物をセルフサービスとするなど省力化している。

 開店まもない吉祥寺店だが、「いきなり!ステーキ」の店から歩いて数分と近い距離にある。店名についても「似ているね」と客から言われることが多い。そもそも、店名は沖縄の食文化に由来するのだと、前出の広報担当者は説明してくれた。

「沖縄には、お酒を飲んだ最後にステーキでシメる文化があります。『シメはどうする?』『やっぱりステーキでしょ!』という、いつもの仲間同士で繰り返す掛け合いが、そのまま店名になりました。『いきなり!ステーキ』さんは、もちろん業界を切り開いた先駆者的存在で尊敬しています。今後も一緒にステーキ業界を盛り上げていければと思います」

 改めてペッパーフードサービスに、「やっぱりステーキ」の東京進出について聞いた。

「当社も、もともと日本にステーキ文化を根づかせたいという思いをもって展開してきました。『やっぱりステーキ』さんをはじめ、いろいろなステーキチェーンが元気になるのは業界全体に追い風となります。日本でも、ステーキを食べることが普段の食事の選択肢に入るようになってほしい」(広報担当者)

 新型コロナで、外食チェーンは軒並み売り上げの減少に苦しむ。はたして今後、ステーキチェーンの“共存共栄”が進むのか。新たな生活様式としてステーキ文化がさらに根付くのか、注目したい。(本誌・池田正史)

*週刊朝日オンライン限定記事


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい