「フォロワーたちとの楽しいコミュニティーが成立しているのはいいことです。大喜利って、お題を出した相手や他の人たちからの反応があるのが一番楽しいので、リツイートなどでピックアップしてもらったり、コメントを返してもらったりすると、ますます面白いものを考えようと、盛り上がっていくことは多いです。松本人志さんがツイッターで出したお題に、芸人さんたちが反応して大喜利状態になっている現象に、自分たちももう少し敷居の低いところで似たようなことができるという楽しさもある。深田さんも、どんどんあおるようなツイートを投稿するようになり、プロのやり取りとはまた違う、気軽な『草』大喜利のような楽しめる空間が出来上がっているのだと思います」

 そして、大喜利を楽しんでいるという名目ができることもまた、人気につながると指摘する。

「深田さんはセクシー女優ではありますが、深田さんをフォローしたり応援したりしていることを、自分は大喜利で参加しているんだよという“隠れみの”にもなる。その参加しやすさもありますね」(前出の放送作家)

 今後、この現象はさらなる広がりを見せるのだろうか。この数カ月のコロナ禍も、大喜利ツイートの人気をさらに押し上げたのではないかと前出の三杉さんは分析する。

「この業界はもともと健康管理には普段から一般の人よりはるかに気を配っていますから、リスク管理の感覚は高いと思います。とはいえサイン会などファンイベントもなかなかできない状況ですし、相互コミュニケーションが可能なSNSとの親和性が高いことも理由のひとつでしょう。今は明日花キララさんや紗倉まなさんら、同性からもおしゃれで美人だと支持されるセクシー女優も増えてきているので、ますます大喜利が盛り上がる可能性はあります。ただ、深田さん以外のSNSで似たような現象が起こるかどうかはわかりませんが(笑)」

 確かに新たな「お題」が出たら、ちょっと参加してみたくなる気もする。(太田サトル)

*週刊朝日オンライン限定記事