コロナ禍でロケ地“消滅”も ドラマの現場「キスシーンNG」など悪戦苦闘

2020/07/01 11:30

 春ドラマの放送が後ろ倒しになっていることに加えてこうしたドタバタの影響もあるのか、すでに情報公開されていた夏スタートのドラマにも影響が出始めている。「半沢直樹」の次のクールに控えていた阿部寛主演の「ドラゴン桜2」(仮)は、6月19日に放送延期を発表。前出の影山教授はこう語る。

「コロナ『第2波』の影響など予期せぬ事態もあり得るので、状況次第で来年に延期される可能性もあるのでは。阿部寛さん主演ならば1年経とうが価値は下がりませんが、他のドラマでも延期が出てきた場合、メインキャストが“旬”を過ぎてしまう事態もあり得る。芸能界は水物ですからね」

 そもそも、春夏秋冬3カ月ずつの4クールに分けられてきたドラマのあり方自体にも、再考が求められてもおかしくない。

「米国など海外では長尺の作品がスタンダード。1クール10話前後の日本のドラマは始まったかと思えばすぐ終わってしまい、海外にセールスをかけるときに不利になると聞いています。コロナ禍で在宅時間が増えた人も多いので、話数を増やして見ごたえのある骨太の作品をつくる動きが生まれてくればおもしろいですね」(影山教授)

 ピンチをチャンスに変え、私たちに勇気を与えてくれるドラマに期待したい。(本誌・岩下明日香)

週刊朝日  2020年7月10日号より抜粋

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