アナウンサー時代から、「ワインを2人で2本空けて、そのあとブランデーなどのハードリカーもいける」酒豪だったが、本当のお酒の楽しさを知ったのは、海外で暮らすようになってから。
「欧州や南米では酒蔵巡りをして、お酒はそれぞれの国の生活に根付いた文化と実感した。おいしい物も好きだけど、食通より酒好きのほうが、国を超えるハードルが低い。今はコロナで、立ち飲み屋で隣の人と仲良くなったりができなくなったのがさみしいです」
お酒を飲むためのマイルールは、最後の一杯を決める「勇気」。
「誰かがもう一杯と頼んでも、釣られて頼まないことですね。あと、つまみの料理に梅酢を使ったり、野菜、豆、キノコ、納豆、〆のみそ汁など肝臓を元気にすると言われるものを食べています」
現在、休肝日は週1回。コロナ時代に対応する乱れない飲み方のコツとして、
「人の話をよく聞くと、乱れないかも……いや、そんなコツがあったら、私も教えてほしいです(笑)。晩酌をいつまでも楽しめるように、体の声を聞きながら、同志の皆さん、がんばりましょう」
エイエイオー!(ライター・福光恵)
※週刊朝日 2020年7月3日号より抜粋