6月13日の生放送の冒頭では、渡部と共にMCを務めてきた佐藤栞里が声を詰まらせあいさつした。そこで藤森が「栞里ちゃんにこんな顔させんじゃねーぞ」「みんなで頑張って乗り越えていきましょう」とフォローし、番組を支える存在感を視聴者に印象づけた。
また、渡部は「芸能界のグルメ王」としても名をはせてきた。
「食レポなら、お笑い第7世代(若手芸人)に任せたほうがおもしろい。最近留学から帰ってきたウエンツ瑛士君も優れたタレント性を持ち、アポなしでお店に入っていくのもうまいです。もはや、渡部さんが披露していた知識はナレーションで補えるので、後釜は必要ないかと思います」(山田さん)
前出の三杉さんは、新型コロナウイルス感染拡大で巣ごもり生活の人が増えたため、料理上手な芸人のほうが親しみをもたれやすい風潮になっているとみる。
「渡部さんは高級店をたびたび取り上げ、庶民感覚とのズレもありました。コロナのご時世、おうちご飯的なほうが合っている。芸人だと、ロバートの馬場裕之さんやチュートリアルの福田充徳さんが、料理上手として重宝されてくるかもしれません」
(本誌・岩下明日香)
※週刊朝日 2020年7月3日号