ジム・ロジャーズの注目株は運輸、旅行、農業…「コロナで状況がよく見えるように」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ジム・ロジャーズの注目株は運輸、旅行、農業…「コロナで状況がよく見えるように」

連載「2020年、お金と世界はこう動く」

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ジム・ロジャーズ週刊朝日#ジム・ロジャーズ
ジム・ロジャーズ/1942年、米国アラバマ州出身の世界的投資家。ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスと並び「世界3大投資家」と称される。2007年に「アジアの世紀」の到来を予測して家族でシンガポールに移住。現在も投資活動および啓蒙活動をおこなう

ジム・ロジャーズ/1942年、米国アラバマ州出身の世界的投資家。ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスと並び「世界3大投資家」と称される。2007年に「アジアの世紀」の到来を予測して家族でシンガポールに移住。現在も投資活動および啓蒙活動をおこなう

テキサスの油田 (c)朝日新聞社

テキサスの油田 (c)朝日新聞社

「世界3大投資家」の一人とされるジム・ロジャーズ氏の本誌連載「世界3大投資家 ジム・ロジャーズがズバリ予言 2020年、お金と世界はこう動く」。今回は、「世界不況でも“買い”の株の条件」について。

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 ニューヨーク原油先物(WTI)が、コロナショックの影響で4月に史上初のマイナス価格をつけた。それも今では、価格は上昇傾向にある。

 足元の不安は、原油の需要量が少なくなったことだ。需要の低下に合わせて、今後、供給量は少しずつ減っていく。需要に見合った供給体制になるまで、再び原油価格が急落することはありえる。

 ただ、急落したとしても、いつかは底を打つ。その後はもみ合いになり、上がったり、下がったりする。それを数年繰り返すことになるはずだ。

 米国は、シェールオイルで一大産油国となった。それは、世界の原油価格を不安定にした。だが、米国のシェールオイルバブルはいずれ崩壊する。バブルが崩壊することで、原油生産が需給バランスの取れた状態になる。その時から、原油価格は再び上がっていく。

 新型コロナウイルスの影響で人々が移動しなくなった。だから、原油の需要は増えない、価格も下がると考える人もいるだろう。たしかに、私も航空機の需要が2019年の水準までに回復することはないと考えている。

 それでも、今の状況に比べればどうか。私はシンガポールに住んでいる。空港は、いずれ世界に向けて再開される。シンガポールから欧州に行くのに、船に乗る人はいない。米国に行く時も同じだ。もう一度、誰もが飛行機を使うことになるはずだ。

 気をつけるべきこともある。何かの価格が下がったからといって、「それは買いだ」とはならないことだ。

 私が買っているものは何か。それは、たとえ世界経済が回復しなくても、これ以上は価格が下がらないものだ。そういったものの多くは、新型コロナの影響ではなく、それ以外の要因で価格が下落している。


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