体育もオンライン 公立高校間でも起きた「教育格差」 (3/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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体育もオンライン 公立高校間でも起きた「教育格差」

池田正史,吉崎洋夫週刊朝日#教育
オンライン授業を拡大している日比谷高校 (c)朝日新聞社

オンライン授業を拡大している日比谷高校 (c)朝日新聞社

数学指導の動画を撮影する教諭=神奈川県立住吉高校 (c)朝日新聞社

数学指導の動画を撮影する教諭=神奈川県立住吉高校 (c)朝日新聞社

 日比谷の取り組みは、全国でも進んでいるとされる。オンライン授業に対する教師のスキルも高まり、英語などでは生徒との双方向の授業もできるようになったという。副校長は「教員の頑張りで、突貫でオンライン授業ができる状況を整えることができた。かなり苦労したが、生徒の学びを保障するために、影響が最小限になるように取り組んできた」と説明する。

 私立の灘高校(兵庫)でも、GW明けから授業動画や音声付きのプレゼンテーション資料をインターネット上に公開した。授業の進み具合については「7~8割の学習内容は達成できたとみている。7月いっぱいまで授業を行えば、さほど大きな遅れにはならなそう」(教頭)という。

 地域でも差が生まれた。岩手県では感染者が出ていなかったため、盛岡第一高校が4月から休校したのは2日間のみ。グループ活動は自粛するなど影響はあるものの、対面の授業を続けてきた。文化祭やスポーツ祭なども実施する方向で検討している。

 政府は「9月入学」を検討するなど対策に取り組む姿勢を示したが、ひとまず見送りになった。引き続き不透明な情勢だが、現場の教員からは「入試の出題範囲を狭めたり、試験日を遅くしたりするなどの対応は取れるはず。早く結論を出してほしい」という声が漏れる。早急な対応が求められている。(本誌・池田正史、吉崎洋夫)

週刊朝日  2020年6月26日号


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