“ブサかわ犬”わさお眠るような最期 青森・過疎地のスター「大往生」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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“ブサかわ犬”わさお眠るような最期 青森・過疎地のスター「大往生」

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吉備彩日週刊朝日#動物
「ブサかわいい」(不細工でかわいい)と愛されたわさお=2009年2月、青森県鰺ケ沢町 (c)朝日新聞社

「ブサかわいい」(不細工でかわいい)と愛されたわさお=2009年2月、青森県鰺ケ沢町 (c)朝日新聞社

 過疎にあえぐ海辺の小さな町で、彼は全国から注目を集める希望の星だった。地元の特別観光大使や観光駅長を務め、台湾や香港からも会いに来る人がいた。

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“ブサかわ犬”と愛された秋田犬「わさお」は6月8日、天国に旅立った。推定13歳。人間ならかなりの高齢にあたる「大往生」だろう。2007年秋、青森県鰺ケ沢町の海辺で、イカ焼き店を営む故・菊谷節子さんに保護されて引き取られた。年齢が「推定」なのは、そのためだ。

 翌年、ブログで紹介されたのを機に、わさおは一躍スターになった。ふさふさの毛や、目や口がぎゅっと真ん中に寄った愛くるしい表情……。節子さんとの日々を描いた映画「わさお」では薬師丸ひろ子さんと共演。3月に亡くなった志村けんさんのテレビ番組でもたびたび取り上げられた。

 異変が訪れたのは、今年の春。高齢のため後ろ脚に力が入らなくなり、わさおは立ち上がれなくなった。

 5月下旬、わさおが過ごすイカ焼き店「菊谷商店」を、記者は取材に訪れた。布団にふせた姿勢のままで、それでも「バウ、バウ」と元気にほえて迎えてくれた。カメラを向けると、心なしかきりりとした表情に。「お、仕事モードの顔だな」と、わさおを支援してきた「わさおプロジェクト」代表の工藤健さん(52)が声を弾ませた。


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